きんちゃんの観劇記(ネタバレだよ)

思いつくまま、適当に。

「シンデレラ」

2015年04月29日 | 映画
吹替の方が都合の良い時間が多いんだけど、
ケイトの生声が聞きたいので字幕版にしました。

「ディズニーアニメの実写版といったらこういうのだよねー!」
って言いたくなるぐらい、変なアレンジ無しの
ハッピーエンド映画でした。
単純に楽しかった。

シンデレラは絶世の美女、というほどではないけど
前進できる「勇気」が感じられたのが良かった。
虐げられるにせよ、自分の意思と力で生き抜いていく、
そういう強さが幸運を呼ぶんだよね。

舞踏会も、王子に会いあわよくば玉の輿に乗るのが目的ではなく
「見習い」さんに会いたい、ただそれだけ。
そういう彼女だから王も認めたんだよね。

ドレスがシンプルなのも良かったな~。
CGも自然で、波打つ煌めきが美しかった。

物語の味付けは国王と王子の親子愛、
そして美しきケイト!
ケイトの美しさは五体投地もの!

あんなに聡明そうなのに実の娘はあれでOKなのかな。
OKじゃないからこそ良縁を求めるのかな。

ブラナーの頭の中にこんなリリカルな世界が詰まっていたとは驚きだ!
と思いながら見ていたけど、
クレジット筆頭がケイトなのを考えると、
たんにブラナーが彼女と仕事をしたいだけだったかも、
と、ちょっと思った。
シェイクスピア物はネタ切れだろうし、
これなら彼女の出演料を確実にペイできそうだし。

テレビ放映でチラッと見たオペラのサンドリヨンには
「私は玉座に登ります」って歌詞があって
義姉たちはシンデレラに臣下の礼をするのを躊躇っていたような記憶が。
王子に選ばれるというのはそういうことなんだよね。
今回の映画はそこもキチンと描いていた。

シンデレラのガラスの靴がなぜ彼女以外に合わないのかについて、
「小さい足を好ましく思う男性のフェティシズム(纏足にも通じる)」という説を知り、
なるほど、と納得していた頃に、
仏語(第二外国語)の先生が
なんの話だかシンデレラの話になったとき
ものすごく当たり前のことを言うように
「ガラスの靴は魔法で彼女以外に合わないようになっているんです」
とあっさり言いい、目から鱗でした。
童話に寓意を見出すと、賢くなった気がして良い気分になるけど、
もっとシンプルに考えるべきなんだな。
そのときにスリッパとシューズの違いを聞いたけど忘れちゃった。

「エバーアフター」も、コリンズ娘の白雪姫も好きなんだけど、
セロンが出た白雪姫とマレフィセントとモニカが出たグリム童話と、
あとなんだっけか、とにかく童話実写版は敗北感が強いんだよなあ。
これは久々に快勝。

童話の実写版が流行っているけど、
キャラデザを今時っぽくしてリメイクして、
それが正史になるよりはいいよね。

アナ雪の新作短編も面白かったよ!
こっちだけ吹替でも見たいなあ。
可愛らしい話だったので
沙也加ちゃんやピエール瀧の声の方が合うと思います。
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「博士と彼女のセオリー」

2015年04月29日 | 映画
博士の苦労も彼女の苦労もわかるし、
博士がユーモアを忘れず、
物理の理論と神の存在を分けて考えられるのは素晴らしいし、
なにより博士のことを少しだけだけど
知る機会ができたのはありがたい。

けど、彼女の再婚のあたりは
綺麗に描き過ぎかな~。
仕方がないけど。

博士本人が魅力的なので
この映画も見ていてそれなりに興味深いけど
どの辺を特に描きたいのかが見えず
事実の羅列のようなかんじなので
見ていてちょっと疲れました。

英国人の成功の象徴は
女王陛下からの叙勲なんだなあ。
しみじみ。

これで今年のアカデミー賞主演男優賞
ノミネートの4人を見たけど、
まあ、成り切り度が高いこともあり
レッドメイン受賞はわかるかなあ。
アカデミー賞を贈りやすい役だよね。
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「ギリシャに消えた嘘」

2015年04月29日 | 映画
サスペンスとしては全くなんの捻りもなく、
「追う者」と「追われる者」の入れ替わる緊迫感も
ユルユルで甘過ぎて、
映画的にはかなり駄作。

原作は「太陽がいっぱい」の作者なので
もしかしたら「女にこだわる男」も主題かもしれないけれど
キルスティンが、衣装の着こなしは良いけど
そういう役にしては知的な顔なんだよね。

詐欺師は実は捜査官で、とか、
途中までいろいろ考えたけど
見たまんまで終わりそうで、
「えっ、これで終わり?まさか?
と思ってたら終わっちゃった。

しかし!
ヴィゴと一緒にギリシャ旅行をしている気になったので
よしとしましょう。


【教訓】
旅行には充分な現金と懐中電灯を持って行こう!
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「ワシントン・ナショナル・ギャラリー展」@三菱一号館美術館

2015年04月29日 | 美術館・博物館(各種原画展含む)


印象派の柔らかい絵を堪能。
シスレーの洪水の水面に映った風景がとても印象深い。

ルドンの色彩豊かな大きい油彩も良かった!

小さい作品でも、少し離れて見る方が
奥行き広がりが、ぐんっ! と感じられます。
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