きんちゃんの観劇記(ネタバレだよ)

思いつくまま、適当に。

「アリーナ・コジョカル〈ドリーム・プロジェクト2014〉Bプロ」

2014年07月27日 | バレエ・ダンス
◆第1部◆
「オープニング」
振付:ペタル・ミラー=アッシュモール 音楽:アレクサンドル・グラズノフ

アリーナ・コジョカル
オヴィデュー・マテイ・ヤンク、ロベルト・エナシェ、
 堀内尚平、クリスティアン・プレダ、ルーカス・キャンベル


Aプロオープニングと同じ作品。
キラキラしたコジョカルが実に可愛い。
とても彼女に合った作品だと思います。


「パリの炎」
振付:ワシーリー・ワイノーネン 音楽:ボリス・アサフィエフ

ローレン・カスバートソン、ワディム・ムンタギロフ


悪くはないんだけど。
必要な技術は二人とも持っているんだけど。
この演目って、もっと、バーーーーンッ!と
前面に飛び出てくるぐらいのインパクトが必要だよね。
全然物足りない。


「真夏の夜の夢」より "結婚式のパ・ド・ドゥ"
振付:ジョン・ノイマイヤー 音楽:フェリックス・メンデルスゾーン

アリーナ・コジョカル、ダヴィッド・チェンツェミエック


こちらも悪くはないんだけどなあ。
なんか足りない。
ハッピーな雰囲気とかが?
なんだろう?
私がアシュトン版のイメージを持ちすぎているのかな。


「白鳥の湖」より "黒鳥のパ・ド・ドゥ"
振付:マリウス・プティパ 音楽:ピョートル・I. チャイコフスキー

ヤーナ・サレンコ、スティーヴン・マックレー


サレンコ32回転はシングルシングルダブル、の繰り返しだったかな。
こちらも、もうちょっと、なにか、と思う。

カスバートソン&ムンタギロフ組と
演目が逆の方が合うと思うなあ。
だからこそ、貴重とも言えるのかな。
マックレーの王子もなかなか見る機会はないだろうし。


「ノー・マンズ・ランド」より パ・ド・ドゥ
振付:リアム・スカーレット 音楽:フランツ・リスト

アリーナ・コジョカル、ヨハン・コボー
ピアノ演奏:高野直子
Co-production of English National Ballet and Queensland Ballet


細かいことはわからないけど
戦地にいる男を思う女、でいいのかな。
これは素晴らしく良かった。
思い合う2人の気持ちと、
埋められない物理的な距離の辛さを感じた。


「ドン・キホーテ」
振付:アレクセイ・ラトマンスキー(原振付:マリウス・プティパ) 音楽:レオン・ミンクス

ユルギータ・ドロニナ、イサック・エルナンデス


若手技術組。
もっと押し出しがあっても・・・

日本にいると、いろんな「ガラの締めのドン・キ」を見ることができるので
どうしてもハードルが高くなっちゃうんだなあ。


〈本日の特別プログラム〉 「眠れる森の美女」より "ローズ・アダージオ"
振付:マリウス・プティパ 音楽:ピョートル・I. チャイコフスキー

アリーナ・コジョカル、ヨハン・コボー、ダヴィッド・チェンツェミエック
オヴィデュー・マテイ・ヤンク、ロベルト・エナシェ


コジョカルのバランスは
こういうので見たかったので大満足!!
最後は王子追加。
それでもブレない強靱な脚。
いいねえ。


◆第2部◆
「レディオとジュリエット」
振付:エドワード・クルグ 音楽:レディオヘッド

アリーナ・コジョカル、ダヴィッド・チェンツェミエック
ロベルト・エナシェ、堀内尚平、オヴィデュー・マテイ・ヤンク
クリスティアン・プレダ、ルーカス・キャンベル
 "Radio and Juliet" is a production of The National Opera House
 in Bucharest (Romania)


振付(動き)自体はあんまり好みじゃないんだけど、
コジョカルがこういう動きもできるのかと
そこは感心しきり。
コンテが合うタイプじゃないけど
こういう作品でも違和感がない。

作品については・・・
男達の身勝手さに腹が立った。


終演後はトークショー。
30分ぐらいあったかな。
登壇者が多い上に通訳を介するので
あんまり盛り上がらなかった。
来場者からの質問は事前にもらっているんだから
もうちょっと構成を考えても良かったかも。

皆さん意外に饒舌なんだけど、
「一緒に仕事をしたい振付家」
「これから踊りたい役」などは
絶対に具体名は出さないのね。

いずれNBSのサイトなどで
詳しいところは出るんじゃないかな。

コーラを飲むコジョカルが可愛かった!
コメント
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