きんちゃんの観劇記(ネタバレだよ)

思いつくまま、適当に。

「モーターサイクル・ダイアリーズ」

2013年04月29日 | 映画
録画消化その4。

チェ・ゲバラの若い時代の放浪記。

裕福な家で育った彼が
南米の実情を知って、
それがやがて志す革命の土台になったのがわかる。

旅立つ前夜に、誰も泳ぎ切れなかった川を
差別され隔離されているハンセン病患者に合うために
暗い夜中に泳ぎ、渡りきったのは
その後の彼の人生を象徴するための「絵」だとわかりながらも
グッと胸に来るものがあった。

美しい南米の映像にも溜息。


正直で、嘘がつけなくて、高潔な青年なのはわかるけど、
こういう人が理想実現のために
銃を取るに至ったのはなぜなのだろうか。
銃と無縁な世界にいるから理解ができない。
銃がある世界では自然な流れなんだろうか。

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「アイアンマン2」

2013年04月29日 | 映画
録画消化その3。

前作ラストでアイアンマンであることを公表したトニー・スターク。
だが彼の身体はアレの副作用で蝕まれていた。
自分がいない将来を考え、
ペッパーをスターク社の社長にする。

一方、アイアンマンが危険な兵器だとする米国軍と
スターク社のライバル会社が暗躍し、
トニーに恨みを持つ科学者を見つけ出し、
アイアンマン以上の兵器を開発しようとする。

新たなる敵に、トニーは勝てるのか。

また、秘密めいた組織が彼を探っていた・・・。


ロバート・ダウニー・Jr.が可愛い、ひたすら可愛い!
この作品は彼を愛でるためにある。
ハレルヤ!!

ミッキー・ロークはもっと活躍すると思っていたのに、
あれだけなんか。
味のある役者になったよね。
それは動かしがたい事実だけどね。
「ナインハーフ」や「イヤー・オブ・ザ・ドラゴン」・・・・、
いや、それは、言うまい。

アベンジャーズへの伏線バリバリだったね。
スカヨハもそのためだけに出てきたんだわな。
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「ナチスの犬」

2013年04月29日 | 映画
録画消化その2。

ポーランドにシンドラーがいたように
リトアニアに杉原千畝がいたように、
オランダにもナチの手からユダヤ人を救った男がいた。


ドイツ占領下のアムステルダム。
大企業に勤めていたユダヤ人ススキンドは
労働収容所送りになりそうなところを
劇場ピアニストの振りをすることで逃れた。
そのまま彼はユダヤ人の「評議会」のメンバーになる。
そこは労働収容所に行く人を選別する組織だった。
ユダヤ人でありながら、ドイツのために働く。
そんな彼を、ある者は罵り、ある者は取り入ろうとする。

厳重な書類(戸籍みたいなもの?)で管理されている
移送者リストだが、
ススキンドは各種操作し、
また内部の協力を得て、
おもに子供を逃がす。
親衛隊将校に取り入り、
彼を隠れ蓑に秘密活動を続ける。

彼が同胞を送り込む先は「労働」収容所。
しかし労働力にならない女子供まで移送するのはなぜか。
その疑問に、ドイツ人相手のユダヤ人娼婦が答えた。
裸になり送り込まれる先はシャワー室ではなく、ガス室だと。
同胞を殺すことに荷担していたことを知った彼は・・・。


ススキンドは特に英雄的思想であったわけではなく
ただ流れに乗り、評議会メンバーとなった。
一般人ゆえの苦悩、葛藤が見ていて苦しかった。
それでも敵の目を欺いて
「子供だけでも」逃がそうとする気持ちが生まれ
実行できたのは素晴らしい。


同胞からはナチの手先と
ナチから裏切り者と言われた彼は
シンドラーや杉原とは違う道を辿る。

知らずに協力者になってしまったドイツ人中尉が気の毒すぎだった。
彼もドイツ人ではあるけれど
ナチスの全ての政策に賛同しているわけではない。
それでも軍人として全うしなければならない責務があり
反すれば、激戦地の最前線に飛ばされる。
こちらの立場の辛さも痛いほど感じられた。


辛さとか、そんな気持ちとは別に。
殺すべきユダヤ人を、同じユダヤ人に選別させるとは
ナチスドイツってやっぱり合理主義なんだなあ、と
そこも感心した。
ガス室ももっとも安価だからだったんだよね、確か。
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「ザ・ライト -エクソシストの真実-」

2013年04月29日 | 映画
今日は録画を消化しますわよ!

葬儀屋の息子のマイケル・コヴァック。
彼は葬儀の手伝いだけでなく
エンバーミングも行う。

稼業を継ぐのを嫌ったマイケルは
奨学金を貰いながら通える都会の学校ということで
神学校へ進学する。
最後の誓願を拒否すればいいと軽く考えていた。

在学中、かれは教師から
「エクソシスト(悪魔祓い)」になることを勧められる。
最初は拒否していたが、ある事件をきっかけに
勧めを受け入れ、受講のためヴァチカンへ行く。

そこで知り合ったのが先輩のルーカス神父。
彼の儀式に立ち会うマイケルは
悪魔憑きが本当にいるのか、
ただの精神病ではないのかと
懐疑的になる。


悪魔の存在を認めることが
神の存在を信じることに繋がるのが
なるほどというか。
某兄弟(特に兄)は違ったけどね。
紆余曲折はあったけど、
マイケルの道は神の僕になることに繋がっていた、
という運びはとても綺麗に描けていた。

しかし、悪魔憑きのシステムがわからん。
憑いている悪魔の名を名乗らせれば
悪魔を支配することができ追い払える、と。
悪魔の数が限られているように思うんだけど
それにしては憑かれている人が多すぎないか?
悪魔の存在を知らぬ異教徒は悪魔には憑かれない?
それとも異教徒自体が悪魔なのか?
西洋の神秘だ。
ほほう、と思いながら見ていてたけど
エクソシストのマイケル神父は実在の人らしい。

アンソニー・ホプキンスが
特殊メイクをして頑張っていました。
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