「カルメン」 より
振付:ダヴィデ・ボンバナ 音楽:ジョルジュ・ビゼーほか
ニーナ・ポラコワ、キリル・クルラーエフ
強気の男とすがりつく女の痴話喧嘩で
私が思うカルメンではない。
ファムファタルってなに?状態。
ドロドロな情炎も無いし。
振付も、とりたてて面白いとは思わない。
「ウィンド・アンド・クラウド」
振付:パトリック・ド・バナ 音楽:カイハン・カルホール、アリ・バーラミ・ファード
パトリック・ド・バナ
いつものアレ的な。
風と雲だったのか。
水や海のイメージだったけど。
「チャイコフスキー・パ・ド・ドゥ」
振付:ジョージ・バランシン 音楽:ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー
マリア・ヤコヴレワ、デニス・チェリェヴィチコ
ヤコヴレワは野性的で、
チェリェヴィチコは室内的で
2人の並びはあんまり合っていない気がする。
チェリェヴィチコのサポートがちょい不安定。
最後の退場のリフトも早々に降ろして(落ちて)しまった。
ヤコヴレワはバランシンでは無いけど
手足がすっきり伸びて気持ちよい踊りだった。
「スプリング・アンド・フォール」
振付:ジョン・ノイマイヤー 音楽:アントニン・ドヴォルザーク
シルヴィア・アッツォーニ、アレクサンドル・リアブコ
小出領子、後藤晴雄、東京バレエ団
フルバージョンにちょい欠けぐらい?
フルバージョン?
よくわからないけど、けっこう長かった。
アッツォーニとリアブコは
体格的には東バに溶け込んでいるんだけど
踊りの美しさが飛び抜けて違う。
なんでもないような、
みんなと同じ動きなのに
美しすぎる。
ラインが美しいだけでなく
空気が動くように、
スーーーッとリキみなく動く。
なぜこうも東バと違うのか。
やはりハンブルクのダンサーは違う。
東バの男性のメイン(リアブコの次いで登場が多いパート)は梅澤くんと宮本くん。
松下くんや小笠原くんがいないのが寂しいなあ。
氷室くん森川くんなどの中に後藤くんが混じる。
メインじゃないのに活き活きと踊っている。
こういう時の踊りの方が良かったりする人なんだよねー。
小出さんも綺麗に音楽に乗って可愛かった。
「こうもり」 より
振付:ローラン・プティ 音楽:ヨハン・シュトラウス2世
マリア・ヤコヴレワ、マニュエル・ルグリ
矢島まい
ああ、やっぱりルグリは格が違う。
どんな踊りでもキレがあって美しくて正確で緻密で。
その上にプティのエスプリが効いていて洒脱で。
なんとも言えないわー。
さりげない上品さでエロにならないのもいいのよね。
素晴らしすぎですわー!!
ヤコヴレコは演技は良いんだけどなあ。
脚が無表情過ぎ。
タミーよりプティじゃない。
長いのに。
矢島さんはウメちゃんを思い出すな。
「トリアーナ」
振付:ヘレナ・マーティン 音楽:イサーク・アルベニス
ヘレナ・マーティン
スパニッシュのソロ。
フラメンコではなく「白鳥」の「スペインの踊り」的。
長くないし、いいんじゃない?
「バッハ組曲第3番」 より
振付:ジョン・ノイマイヤー 音楽:ヨハン・セバスティアン・バッハ
マリア・ヤコヴレワ、キリル・クルラーエフ
ピアノ:高橋 望 (「ノクターン」)
2人とも第一部よりずっと良い。
動きが美しい。
というか、たんにノイマイヤー作品の完成度が高いだけなのか?
「赤い涙」
振付:パトリック・ド・バナ
音楽:カイハン・カルホール、アリ・バーラミ・ファード
秋山珠子、ディモ・キリーロフ・ミレフ、パトリック・ド・バナ
バナの振付だしねー。
バナより秋山さんとミレフの踊りの方が好きだな。
メリハリがある。
「ハムレット」 より
振付:ジョン・ノイマイヤー 音楽:マイケル・ティペット
シルヴィア・アッツォーニ、アレクサンドル・リアブコ
旅立つ男と見送る女?
不器用そうな男が微笑ましい。
(追記:と思ったけど、不安定な女を結果的には見捨てて
自分の目的のためにあっけらかんと旅立つ男なのか?)
「ルートヴィヒ2世‐白鳥の王」
振付:パトリック・ド・バナ 音楽:リヒャルト・ワーグナー
マリア・ヤコヴレワ、ニーナ・ポラコワ、マニュエル・ルグリ
私にはノイマイヤー作品の焼き直しの劣化版にしか見えない。
素直にノイマイヤー作品を踊ればいいのに。
王の苦悩は前回より感じられるけど、
でもやっぱり作品としては弱い。
今回はルグリ、アッツォーニ、リアブコ、と、
ノイマイヤーの作品力のレベルの高さが際立った。
だけだった。
ルグリ先生、世界を新しくしないでいいよ。
ああ、「水晶宮」で〆た頃が懐かしい。
振付:ダヴィデ・ボンバナ 音楽:ジョルジュ・ビゼーほか
ニーナ・ポラコワ、キリル・クルラーエフ
強気の男とすがりつく女の痴話喧嘩で
私が思うカルメンではない。
ファムファタルってなに?状態。
ドロドロな情炎も無いし。
振付も、とりたてて面白いとは思わない。
「ウィンド・アンド・クラウド」
振付:パトリック・ド・バナ 音楽:カイハン・カルホール、アリ・バーラミ・ファード
パトリック・ド・バナ
いつものアレ的な。
風と雲だったのか。
水や海のイメージだったけど。
「チャイコフスキー・パ・ド・ドゥ」
振付:ジョージ・バランシン 音楽:ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー
マリア・ヤコヴレワ、デニス・チェリェヴィチコ
ヤコヴレワは野性的で、
チェリェヴィチコは室内的で
2人の並びはあんまり合っていない気がする。
チェリェヴィチコのサポートがちょい不安定。
最後の退場のリフトも早々に降ろして(落ちて)しまった。
ヤコヴレワはバランシンでは無いけど
手足がすっきり伸びて気持ちよい踊りだった。
「スプリング・アンド・フォール」
振付:ジョン・ノイマイヤー 音楽:アントニン・ドヴォルザーク
シルヴィア・アッツォーニ、アレクサンドル・リアブコ
小出領子、後藤晴雄、東京バレエ団
フルバージョンにちょい欠けぐらい?
フルバージョン?
よくわからないけど、けっこう長かった。
アッツォーニとリアブコは
体格的には東バに溶け込んでいるんだけど
踊りの美しさが飛び抜けて違う。
なんでもないような、
みんなと同じ動きなのに
美しすぎる。
ラインが美しいだけでなく
空気が動くように、
スーーーッとリキみなく動く。
なぜこうも東バと違うのか。
やはりハンブルクのダンサーは違う。
東バの男性のメイン(リアブコの次いで登場が多いパート)は梅澤くんと宮本くん。
松下くんや小笠原くんがいないのが寂しいなあ。
氷室くん森川くんなどの中に後藤くんが混じる。
メインじゃないのに活き活きと踊っている。
こういう時の踊りの方が良かったりする人なんだよねー。
小出さんも綺麗に音楽に乗って可愛かった。
「こうもり」 より
振付:ローラン・プティ 音楽:ヨハン・シュトラウス2世
マリア・ヤコヴレワ、マニュエル・ルグリ
矢島まい
ああ、やっぱりルグリは格が違う。
どんな踊りでもキレがあって美しくて正確で緻密で。
その上にプティのエスプリが効いていて洒脱で。
なんとも言えないわー。
さりげない上品さでエロにならないのもいいのよね。
素晴らしすぎですわー!!
ヤコヴレコは演技は良いんだけどなあ。
脚が無表情過ぎ。
タミーよりプティじゃない。
長いのに。
矢島さんはウメちゃんを思い出すな。
「トリアーナ」
振付:ヘレナ・マーティン 音楽:イサーク・アルベニス
ヘレナ・マーティン
スパニッシュのソロ。
フラメンコではなく「白鳥」の「スペインの踊り」的。
長くないし、いいんじゃない?
「バッハ組曲第3番」 より
振付:ジョン・ノイマイヤー 音楽:ヨハン・セバスティアン・バッハ
マリア・ヤコヴレワ、キリル・クルラーエフ
ピアノ:高橋 望 (「ノクターン」)
2人とも第一部よりずっと良い。
動きが美しい。
というか、たんにノイマイヤー作品の完成度が高いだけなのか?
「赤い涙」
振付:パトリック・ド・バナ
音楽:カイハン・カルホール、アリ・バーラミ・ファード
秋山珠子、ディモ・キリーロフ・ミレフ、パトリック・ド・バナ
バナの振付だしねー。
バナより秋山さんとミレフの踊りの方が好きだな。
メリハリがある。
「ハムレット」 より
振付:ジョン・ノイマイヤー 音楽:マイケル・ティペット
シルヴィア・アッツォーニ、アレクサンドル・リアブコ
旅立つ男と見送る女?
不器用そうな男が微笑ましい。
(追記:と思ったけど、不安定な女を結果的には見捨てて
自分の目的のためにあっけらかんと旅立つ男なのか?)
「ルートヴィヒ2世‐白鳥の王」
振付:パトリック・ド・バナ 音楽:リヒャルト・ワーグナー
マリア・ヤコヴレワ、ニーナ・ポラコワ、マニュエル・ルグリ
私にはノイマイヤー作品の焼き直しの劣化版にしか見えない。
素直にノイマイヤー作品を踊ればいいのに。
王の苦悩は前回より感じられるけど、
でもやっぱり作品としては弱い。
今回はルグリ、アッツォーニ、リアブコ、と、
ノイマイヤーの作品力のレベルの高さが際立った。
だけだった。
ルグリ先生、世界を新しくしないでいいよ。
ああ、「水晶宮」で〆た頃が懐かしい。