きんちゃんの観劇記(ネタバレだよ)

思いつくまま、適当に。

「レビュー 春のおどり ~桜咲く国」OSK日本歌劇団@日生劇場

2013年04月05日 | 宝塚・劇団四季以外の舞台(落語含む)
 

OSKフルメンバーが揃っての東京公演です。
春らしい華やかなレビューの2本立てです。

第1部 『桜絵草紙』
山村若 構成・振付 / 吉峯暁子 演出


和物ショーですが
洋楽の和風アレンジも多く
とてもスピーディでした。

「ビギン ザ ビギン」に乗せた
娘役4人による三面鏡仕立ての踊りが
特に面白かったです。
この発想はすごいよねー。

「鶴」の踊りも美しかった。
昭和38年の事故の際の
見舞いの気持ちを寄せるファンと
それに応える劇団の思いが
子鶴と親鶴に反映されているのがわかりました。
つま先捌きやジャンプなどには
バレエ的な動きも入っていて
日舞という枠を越えた踊りにも感嘆。

桐生さんが「男ならー」と歌う場面は
「あなたは女性・・・」なんてつっこみが入る余地は皆無。
後ろの若手を含め、雄々しいです。

民謡の場面など、
フォーメーションも見事で
次から次へと展開される踊りに
ただただ圧倒です。

オペラグラスで桜花さんの顔を見てたら
スススーーーーーーと移動してました。
軸が全くぶれてないんよね。
左右だけでなく上下にも。
とてもビックリ!

ラストは、桜花さん、高世さん、桐生さんによる連獅子。
女性なのに綺麗に振っていて大迫力でした。
特に桜花さんは余裕たっぷりな動きでした。
素晴らしいわー。


第2部  名倉加代子 作・演出・振付
『Catch a Chance Catch a Dream』


洋物はジャズっぽい踊りが多かったかな。

男装の麗人自体は私にとってmustでは全然無いんだけど
黒燕尾服でカッコ良く踊れるとなると、
日本では男役しかいないんだよねー。
日本人の男性ダンサーは小柄で細い人が多いからさー。
ここまでスタイル(身長、頭身のバランス、顔の大きさ)を揃えられるのは
なかなかないんだよねー。
などと思いつつ、ウハウハ見てました。
娘役さん達のシュッと引き締まった脚を見るのも大好きです。

ピエロの場面のメインの娘役さんの踊りがとても上手かった。
すごく正確なフェッテ連発だった。

ラインダンスは人数が多くて迫力があったけど
そのぶんフォーメーション換えが少なくてちょっと残念。
フォーメーション換えの時の高速移動が好きなのよねー。


なるべく新鮮な気持ちで見られるよう
あんまり劇団員さんを詳しく知らないように、
と、思っているんですが、
でもやっぱり牧名さんは可愛いわー、と。
それでいてタンゴの場面とかは色っぽくてさー。


カーテンコールのご挨拶にて桜花さん、
「まさか宝塚さんの隣で公演する日が来るとは」。

その後は「桜咲く国」。
たくさんの傘が回りました。
とてもとても美しかったです。


どの場面もとてもキラキラしてました。
堪能しました!!
コメント (2)
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