きんちゃんの観劇記(ネタバレだよ)

思いつくまま、適当に。

「ロジェ/ロック・オン!」宝塚雪組(1回目)

2010年08月24日 | 宝塚(雪組)


「ロジェ」
第二次大戦の終戦間際。
父・母・妹を殺されたロジェは
父に仕えていた猟師バシュレとともに復讐を誓う。

24年後。
傭兵などを経て、インターポールの刑事となったロジェは
戦犯を追いつつ、家族を殺した男を捜し続ける。
ある時、戦犯らしき男の倉庫を捜索することとなった。
ヴィーゼンタール機関(戦犯を追うユダヤ人の組織)の
レアやヤコブの協力のもと、ロジェは一人の男を追い詰める。
その男は、戦犯を匿う組織に協力する若者・クラウスに殺されたが
そこから、仇へと続く糸を見出し、
ブエノスアイレスに渡る。


ミズみなサヨナラです。
正塚作品なので、つまるところは
「次の一歩を踏み出すためにグダグダ迷う」のですが、
話を膨らませず、
そのかわりに場面転換でタンゴを踊らせまくったので
意外と見やすい作品になっていました。
ミズみなの絡みは少なかったけどね。

ミズは、スーツが似合う。
踊りも多い。
復讐に燃えつつも、
最後の葛藤はよくわかる。
ああいう結果になったのも頷ける。
そんな男でした。
みなこちゃんは、キリッとしたところがステキ。
もうちょっとロジェと絡めばなー。
でも、あれぐらい、恋愛要素が薄い方が
話としてはまとまるんだろうなあ。

キムはロジェの同僚役。
今回の実質的な相手役。
男同士の友情は良いね。
もうちょっとスーツの着こなしがよければなあ。
特に首まわり。

マヤさんは至芸。
美穂姐さんは押さえた演技で良かった。
花帆さんの台詞声は悪い。

ちぎの美しさにビビッた。
いつのまに、こんなに綺麗になったんだ。
とってもビックリ。
芝居もいい。
コマちゃんの「空気の読めない男」も
いい演技だった。

みみ&あゆ、可愛い。

キタロウの髭は似合いすぎ。
わかっていても、やられる。
彼が、根っからの悪人だったら・・・
そうじゃないからロジェは苦しむんだよねえ。

スーツ群舞にウハウハでした。


「ロックオン!」
誰が担当かチェックするのを忘れていたけど
吊り物の字体でミキティだとわかった・・・

「ロック」とタイトルが付いているけど
ロックテイストなのは主題歌ぐらい。
ミキティなので、8割がジャズ。
残りはラテンとかスパニッシュとか。
ミズは踊りまくり。
みなこちゃんもガンガン踊っている。
楽しい。
雪組も、いいダンスをするようになったなあ。
ショーでもチギ・コマが来ている。目に入る。
チギは、正直、歌が弱い。
それでも、勢いがあって目を惹かれる。

逆に、キムが弱い。
なんでもソツなくできるぶん強みがない。
次期トップだから、チギ・コマから頭ひとつ抜けているべきなのに
ひろみ・キタロウに混じっている。
VISA付きだから安泰なんだろうけど
もうちょっとなにかが欲しいなあ。

ひとり、ダンスで目に付く子がいた。
久しぶりにプログラムを買って調べたところ
たぶん、真波そら。
この公演で退団。
気がつくのが遅かったなー。

極楽鳥のロケット。
「絢爛」で見たような衣装。
でも、羽の色が違う。
羽の取り替え可、なのか。
宝塚衣装部の技術に感服。

7列目の、わりと通路に近い席でした。
日曜日のドン・キは「6列目だからオペラグラスはいらないわー」
と思って旅には持っていきませんでしたが、
今日は貸切10列目以内保証の席でしたが
絶対にいる、と思って、
実際使いました。
1列目でも必要な宝塚。
ショーの客席降りは、知らなかったのでビックリ。
ミズが近くを通った。
心臓バクバク。

でも、やっぱり、初見で前方席はキツイな。
次は群舞が見える席だといいんだけど
次も貸切で当日引換なんだよねー。


公演デザート
「永遠のタンゴ」

アルゼンチンの首都ブエノスアイレス
伝統的なお菓子ドゥルセ・デ・レチェ(ミルクキャラメル)
そのお菓子をオンザパイにして飾り
苺のババロアとチェリーで色合いを添えました。
最後のタンゴは永遠に・・・
コメント
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