きんちゃんの観劇記(ネタバレだよ)

思いつくまま、適当に。

「YEBISU亭~第25回」

2009年03月29日 | 宝塚・劇団四季以外の舞台(落語含む)
新国のバレエが終わったのが16時半。
開演ギリギリになんとか滑り込めました。

今回のゲストは草原兄さんこと桂吉弥と
FC琉球の永井秀樹。(敬称略でいきます。すいません)
オープニングはスポーツニュース番組を模して
Kyonkyonはスポーツキャスターという設定で登場。
なんと、
スーツ姿
客席、異様に盛り上がる。
桂吉弥はFC琉球のユニフォームを着て(ただし下はジーンズ)
サッカーボールを蹴りながら登場。

「蜘蛛駕籠」桂吉弥
雲助の受難。

酔っぱらいのくだりがちょっとしつこかったけど
後半への繋ぎのためには仕方がないのかな。
いい声でした。


「今夜も踊ろう」
話を聞かずにまとめるまあくさんの司会には
永井も苦笑を通り過ぎ。
もちろん吉弥も。
でも、コレだから面白いのかなあ。
腹が立つことも多いけど。
永井の話が真面目なせいか、
kyonkyonも真面目に受け答え。
こういうのも、たまにはいいかね。
落語ブームについては、
いまいきなり来たというより、
むかーーーーしから好きだった人が
カミングアウトしやすくなったのでは、と分析。
吉弥は話し方講座。
なにより誠意。
永井からのサッカーは話も興味深かったです。
プロの牽引役は、大変そうだ!

「おせつ徳三郎」
大店の娘と、手代の道ならぬ恋。

ダジャレを入れずに
悲恋で終わっちゃったよ!


カーテンコール(っていうのか?)で
「長くなってゴメンね」って振りをしていました。
ぜんぶでちょうど3時間ぐらいでした。
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「Ballet the Chic―バランシン/サープ/ドゥアト―」新国立劇場バレエ

2009年03月29日 | バレエ・ダンス
新国の「トリピルビル」だと思ったら
4本立てでした。
「セレナーデ」は好きな作品だし、
なによりも「プッシュ・カムズ・トゥ・ショヴ」が見たかったから!
ミーシャじゃなくても、いいの。それは諦める。
ナマで見たかったのよー。

「セレナーデ(Serenade)」振付:ジョージ・バランシン
厚木三杏、寺島ひろみ、堀口純、中村誠、森田健太郎

美しい旋律に乗せた、美しい動き。
群舞は綺麗に揃っているけど
「凄み」はもうちょっとかな。
ソリスト達が綺麗に音に載っていた。
私は新国のダンサーは良くわからないんだけど、
たぶん、厚木さんだと思うんだけど
キラキラした音が身体から出ていて
とってもバランシンだった。
森田さんが、包容力のあるサポートだった。

私が見た中で一番好きな「セレナーデ」は、マールイの。
バランシンでロシアバレエだった。
もう一回見たいんだけどなー。


「空間の鳥(Bird in Space)」振付:井口裕之
貝川鐵夫、江本拓、八幡顕光、高木裕次、佐々木淳史、末松大輔、
アンダーシュ・ハンマル、泊陽平、清水裕三郎、野崎哲也、原健太、三船元雄、
真忠久美子

うーんんと・・・
新しい振付家を育て、実践の場を与える、ってのは
国立ならではの役目ではあると思う。
けど、このプログラムに入れるべきか?
つーか、このプログラムの振付家の作品と比較させるように入れるってのは、
どうなのかなー、と思う。
リンダ先生やダレン・リーの作品の合間に
若央先生の作品を入れるようなもんでしょ。
ダンサーは良く動いているけど、
うーんと、、、
いかにも若い人が作った、って作品かなあ。


「ポル・ヴォス・ムエロ(Por Vos Muero)」振付:ナチョ・ドゥアト
湯川麻美子、遠藤睦子、高里有里、西川貴子、本島美和、丸尾孝子、
吉本泰久、貝川鐵夫、陳俊介、冨川祐樹、芳賀望、末松大輔

プログラムを読んでないんで私の勝手な解釈ですが
現代のダンサーが、踊るうちに、
昔の(西洋の)貴族に重なるってイメージでした。
現代のパートではアクロバティックな動き、
貴族のパートは男女の機微を表すような。
どちらとも、そこはかとなく官能的で、
なおかつ気品とか気高さも感じました。
ナチョ・ドゥアトの作品は初めて見たけど、面白かった。
激しく身体を動かすときがあるんだけど
忙しさはなく、
動きのための動きでもなく、
ちゃんと言語になっていた。

古川さんは今日の出番じゃなかったのね。
ちょっと残念。
芳賀さんはKの時も思ったけど
ちょっぴり樹里ちゃんに似ている気がする。


「プッシュ・カムズ・トゥ・ショブ(Push Comes To Shove」振付:トワイラ・サープ
デニス・マトヴィエンコ、本島美和、厚木三杏、西山裕子、山本隆之

クラシック・バレエとジャズ・ダンスの融合と言われた作品ですが
今回は純クラシックでした。
美しい動きではあるけれど、
粘り、というか、ねちっこっさがまったく足りない。
まー、仕方がないかねー。
コメディ的な部分を含め、「間」が、まったくねー。
まー、仕方がないかねー。
厚木さんの女王キャラっぽいところは良かったけど。

以前、英国ロイヤルの来日公演で見たときは
主演は熊川くんで、
なまじミーシャとキャラが被るぶん(←私の中ではね)
ミーシャには及ばないなあ、って思いました。
今回のマトヴィエンコは、全くキャラが違うので
かえって良いのではーー、と思ったけど
純クラシックの人が頑張ってるなー、の部分を
強く感じてしまいました。
なにしろー。
前にも書きましたがーーー。
この作品が収録されているビデオを買って
摩耗しちゃったので2本目を買って
さらにはDVDまで買っちゃったほど
好きなのですよ。コレ。
Baryshnikov Dances Sinatra [DVD] [Import]
*今回の新国版を見て「?」と思った人は
 ミーシャ版を見てください。
 こーゆー作品なんですよ!


ただ、映像ではわかりづらい群舞のフォーメーションを
堪能できたので、それは楽しかったよ!

今回はテープ演奏だったね。
英国ロイヤルの時は生オケだったんだけど、
バッハ以外が、ものスゴーーーーーくメロメロにヘタってました。
テープ演奏で良かったかも。
それにしても、なんで「日本初演」って思ったんだろう。
私は「日本のカンパニーとして」初演の意味だと思ってました。
追記:とか書いちゃった私でしたが、Kのレパートリーに入っていました。
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「鑑識・米沢守の事件簿」

2009年03月29日 | 映画
TVシリーズのスピンオフです。
丸ノ内東映では、前売り券を持っていても
座席指定券との引き替えが必要です。
そのための列がちょっと長かった。
前にいた親子連れの娘さんが
「米沢のくせに!」と言ってて、ちょっと笑っちゃった。

ミステリー映画としては、
「映画版 相棒」より、ずっと良いでき。
話の進め方も、犯人の特定の仕方も
ちゃんと理詰めになっています。
いまTV放映している方はねー、
犯人のクセを早々と見せちゃうとか、
突然ゲリラが発生したわけじゃないんだから
退去勧告がなければ安全ってわけじゃないだろうとか
それ以外にも、話の作りとしてはイマイチなんだよね。
派手だけど。

こちらは派手な演出がないので
映画でなく2時間ドラマで良かったかも・・・
という人もいるかもしれないけれど
集中して見る、という環境には
合っている作品だと思います。

お馴染みのメンバーの登場の仕方が
無理なくさりげなく。イメージも変わらず。
犯人と思われる人がねー。
私は絶対アノ人だと思ったんだけどねー。
役者から割り出すとアノ人、といった思いこみも
なんだかうまく利用されちゃったみたいです。

こういっちゃアレだけど、
刑事とはいえ、所轄
鑑識とはいえ、警視庁
ってのが、なんだか納得の「二人」でした。
テンパってるのは分かるけど
鑑識の方が誘導尋問が上手いんだよねー。
「ピザ」のアレとかもねー。
自分の力で、自分の方法で、
やり遂げようとする米沢さんはステキです。

まひるちゃんは、大画面で見ても美しかったです。
なんともいえない艶があるよねー。
年齢を重ねるごとに、内面の美しさが出てくるかんじ。
ぶんちゃんとの赤坂ライブも良かったけど、
いまもいいよね。
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