きんちゃんの観劇記(ネタバレだよ)

思いつくまま、適当に。

「グレート・ギャッツビー」宝塚月組

2008年09月09日 | 宝塚(月組)
なんだか、書いても書いても、間違って消してしまう。
これでもう4回目。
気力が無くなったから簡単に。

ギャッツビーは、出自と、目指すところに隔たりがあるのはわかるんだけど、
もっと正直に生きられないのだろうか。
嘘で塗り固めても、いずれそれは崩れる。
そういう「虚栄」こそがテーマだとは思うけど、
少々イライラする。
一人の女を愛し抜く男、
あるいは青春輝きを忘れられない男、
それがロマンというモノなのか?
華やかで影のある、スタイリッシュなギャッツビーは
あさこちゃんによく似合っていると思う。
あいあいのデイジーも美しい。人妻が似合う。
でも、「オクラホマ」のローリーも似合うんだよ。
これはこれとして見つつも、
あいあいのこの先がちょっと心配。
別格にするには惜しいけど、娘1としては、、、
う~ん。
ニックはあひる。あひるはあひる。
ビジュアルはいいのになあ。
もっと、「なにをやってもあひる」にまで
振り切ってくれればなあ。
ニックはもうちょっとシニカルな人じゃないのかな。
原作は知らないけれど、「いい人」だけじゃないよね。
トムのもりえちゃんは、稚拙な部分もあるけれど
(この学年で稚拙ってどうよ、ってのは、このさいおいといて)
上流階級のいやらしさを上手く出していた。
彼は悪人ではなく、上流としては普通の人なのだな。
トムの愛人マートルはすずなちゃん。
ケバい化粧が似合っていた。(ほめ言葉)
白馬の王子が、いいタイミングで現れるとは限らないんだよねえ。
マートルの夫のウィルソンはソルーナさんなんだけど、
専科はやっぱ凄いねえ。
殆ど目立たないのに、最後のテンションの高さに違和感がない。
上手い。
みとさんは久しぶりの月組出演。
デイジーの母の威厳も素晴らしいけれど、
女性ゴルファーも凄かった。
たくさん踊ってたわあ。
ちわわのジョーダンも良かった。
我が道を往くアメリカ女性。
黒いボブのカツラが似合っていた。
まなちゃんのジュディは、台詞回しがちょいと重い。
「おませな妹」だと思うんだけど
表現し切れていない。
がちゃが渋かった。ステキだった。
そして、そして、
越リュウ
全開だったなーーー。
ダンスを堪能したよ。
うひゃひゃー。

デイジーのおじさん?役の人が
もんのすごくもみあげが似合っていてビックリした。


サン・サーンスの「瀕死の白鳥」を歌にしたのは素晴らしい。


素晴らしいと言えば、小池先生の脚色。
再認識。
内容は濃く、無駄な台詞はなく、
ショー的な部分(ゴルフの場面とか)を入れつつも
宝塚らしい作品に仕上げている。
それにしてもタンゴは好きだねえ。
ハリーが好きなのはアルゼンチンタンゴで
イケコが好きなのはコンチネンタルタンゴなんだね。
ギャッツビー邸のパーティーは華やかだった。
トーキー時代のハリウッドより華やかだよ。
衣装がかなり被っていてるのに!
Bはもっと勉強が必要だよな。
コメント
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