きんちゃんの観劇記(ネタバレだよ)

思いつくまま、適当に。

「エリザベス ゴールデン・エイジ」

2008年02月16日 | 映画
前作のような歴史物を期待していたんだけど、
「処女王」の切ない恋心が中核となっていたので
ちょっと物足りないカンジっす。

ローリー卿に対しては
一目惚れなのかなー。
ビジュアルだけでー。
自分の周囲には無い「新世界」の空気に憧れたとか?
ローリー&ベスの史実ありきのような。。。

スペインは、英国に戦争を仕掛けるために
メアリ・スチュワートにエリザベスを暗殺するように仕向けたとか、
(それが正しい説かはともかくとして)
エリザベスがスペインに負けたら
たんに国や王座を失うのではなく異端審問が待っているとか、
「神が選んだ君主」を人間の自分が処刑命令を出すことの悩みとか、
処刑された母のように自分も処刑されるのではないかという恐怖とか、
その辺は「なるほど」と思った。

ただ。無敵艦隊との対決は、
まるで数隻の焼き討ち船だけで勝っちゃったようにも見えるので
もうちょっと、なんとか見せて欲しかったな。
馬は「新しい時代への飛翔」とか
そんな意味なのか?
(スペインは)陸兵隊の用意をしていたことを
見せるためなのか???

ケイトを始め、役者陣はいいし、
(アビー・コーニッシュが可愛かった!)
衣装もセットも素敵だけど、、、
「ゴールデン・エイジ前夜」の方が
正しいタイトルだね。

ちなみに「エル・アルコン」でティリアンが
「自分に老女趣味はない」と言っているように、
アルマダ開戦時にはエリザベスは55歳。
子供が産める・産めないを論じられる年齢じゃないような。
 参考 → http://movie-k.com/special_elizabeth_golden_age.html

前作が「歴史物」で、こちらは「歴史物を脚色」ぐらい
カラーが違ったね。

ケイトの女王振りが良かったから
映画代のモトは取れたけどね。

思いだした!
「女王を撃った男(バビントン?)」が
ちょっとユーリ・ペゥトホフに似ていたよ!!
コメント
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