きんちゃんの観劇記(ネタバレだよ)

思いつくまま、適当に。

「愛するには短すぎる/ネオダンディズム-男の美学-」宝塚星組

2006年10月31日 | 宝塚(星組)
 正塚芝居は、やっぱいい。ただし、ハズしていない場合のみだけど。今回は大丈夫。最初は、なんなんだろう、と思った避難訓練も、ちゃんと伏線になっている。うまいなあ。スターを使いつつ、若い人にも出番を与えつつ。すずみんとレオンくんが逆転したように思うのは、正塚芝居だからなのか、劇団の指示なのか。あっ!そうだ!!原案があるんだよねえ。どこまで芝居に影響しているのだろうか。
 とにかく、わたる君ととうこちゃんの芝居がいいんだよ。いいコンビだ。二人のかけあいは、笑いながらも、これが最後だと思うと泣けてくる。男役でがっつり組む芝居は初めてだもんなあ。最後にいいものを見せてくれてありがとう。
 そして、わた・となも、いいよ。二人であって、幼馴染みだとわかって、だんだん恋が燃え上がって。そうなんだな。愛じゃなくて、恋なんだな。だから後味がいいのか。写真が無くても、覚えておく。例えDVDなどを繰り返しみることになったとしても、この、ナマで見た感動は決して忘れないよ。
 未沙さんも、いいなあ。うまいなあ。古語になるところとか。面妖な、あそこだけ光が、とか、笑わせる場面で、ちゃんと笑わせている。ただ、息子の話は、真実なのか、坊ちゃんに救命道具を着せるためのネタなのか。よくわからん。
 とにかく、わたる君なのです。もう、それ以上、なんにも言えません。ありがとう、わたる君。

 ショーは、まあ、焼き直しではあるけれど、新場面が泣けるしさ。色合いも綺麗だしさ。好きな曲もあるしさ。
  俺が抱き お前が抱く 一瞬の永遠
とか
  仕草では帰れと言い 心では帰るな
こんな、気障っちい歌が似合うわたる君だった。そこへ、とうこちゃんの美声が被る。なんて贅沢なんだろうか。

もう、あと少ししか見られない。
その瞬間を大事にしよう。


【書き忘れ】
ウメちゃんが痩せすぎ。
ショーの水色のドレスで特に目立つ。
胸の部分がスカスカよ。
もうちょっとなにか詰めようよ。
しかし、娘役の「旬」って難しいなあ。


【書き忘れ追加】
群舞を見てると組長が目に入る。
肩から全身を入れるようなネチッこい踊りを見ると
「ああ、星組だなあ」と思う。
レオン君は踊りは上手いが、星1になるのなら
このネチッこさも、是非習得してほしい。
レオン君以下の若手も芽が出てきていて
歌も芝居もかなり良いと思うのだが
星組ッ子である以上、やっぱりコレを習得して欲しいと思うなり。
「ダンディ それは~」の真ん中、
なんで未沙さんじゃないんだろう、あ、そうか
あれは未沙さんの役じゃなくて組長ポジション、
と、前回思ったことをまた思う。
この場面で「夕陽に・・・」が「祐飛?」と
一瞬聞き違えるのは私だけ?

最近、しぃちゃんに目が行きます。
黒タキ・黒燕尾・制服の着こなしが実にイイ。
笑顔も、強さを感じるんだよなあ。
いろいろ経験して、それでも笑顔でいられる強さを。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする