きんちゃんの観劇記(ネタバレだよ)

思いつくまま、適当に。

「花の宝塚風土記/シニョール ドン・ファン」@宝塚大劇場1回目(宝塚月組)

2003年04月13日 | 宝塚(月組)
 本当は香港に行って「マンゴープリン食べ比べツアー」をしているはずでしたが、肺炎騒動のため中止となり(理由:店が閉まりまくりだから。病気自体は怖くない)代わりに奈良へ行って来ました。帰りは大劇場経由。他に行くトコないんか、ワタシ。
 和物のショー。後半は疲労のため寝ましたが、オープニングは華やかでした。これだけの人数で踊ると迫力がありますよね。初舞台生の口上もあるし、疲れていないときに見たら楽しいと思います。男役の青天は基本的に好きじゃないんですが、リカちゃんはカッコ良かったわ~。くららちゃんは、まだまだ着慣れていないかな。コウちゃんはさすがの動き。サエちゃんは華やか。キリヤンが実に晴れ晴れとした顔で、伸びやかに歌っていました。ようやく頭一つ抜けたもんね。ユウヒは前回女役だったせいか、今回かなり大柄で逞しく見えるような。さららんの白塗り顔がわかって我ながらビックリ。
 芝居は、イマイチかな~。過去を悔やむリカちゃんとかとか、絵ヅラを優先した結果、内容がついていっていないような気がする。見た目も、そしてプレイボーイの部分も濃くて素敵なリカちゃんなんですが、それを取り巻く話がその濃さについていっていない。コウちゃんの役はもっとドロドロした方がいいんじゃないか?これがケロなら嫉妬・憧れ・そして愛も含めた説明の付かない感情を表してくれると思う。コウちゃんは物足りないなあ。くららちゃんのジルも、なぜそこまで入れ込むのかわからない。サエちゃんは良かったと思う。たーたん・ガイチの間に入ってトップ説が浮上すると腹立たしいけど、コウちゃんとなら、華やかさが目についていいと思う。何も考えていなさそうなセルジオはいいかもしれない。包容力がありそうだし。さららんはカワイイ。コモちゃん美人。ユウヒ男らしい。あいあいもしっとりした色気があった。
 とにかく脚本が平坦。謎解きも最後に台詞で説明されて土曜ワイド劇場のようだ。もう少し「泣かそう!」という、あざとさがあっていいんじゃないか?リカちゃんの見た目によりかかりすぎ。エステのシーンもいらない。言葉もちょっと・・・。今時「若い子」を表すのに「超・・・」も、外交官夫人の「ナンパされちゃった」もヘンだと思う。あとるいるいの「彼と付き合っていると自分が特別な存在に思えた。彼にはその力がある」って「ダンサー」のケントの台詞と被るのは気のせい?
コメント
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