きんちゃんの観劇記(ネタバレだよ)

思いつくまま、適当に。

小山卓治「MANY RIVERS TO CROSS」豊橋

2001年09月29日 | 小山卓治
 豊橋ハウス・オブ・クレイジー。地図を一度どこかでみただけで不安だったけど、どこぞの書き込みとおりの「ときわ通りアーケード内」だったのですぐ見つかりました。地下に降りていくライブハウスは、どうでしょう、下北沢Queよりやや大きいくらい?縦長のテーブル席2列が配置されていました。場内は超満員。
 「気をつけたほうがいいぜ」からテンポよく始まり、定番、というより、おそらく東京のライブに来れない方からするとナマで聴きたいであろう「傷だらけの天使」。その後は「花を育てたことがあるか」「P.M.11:11」など、どちらかというとおとなしめのプログラム。でも、卓治はいつも以上に心を込めて歌っているように思えたし、客も胸に刻みつけているようだった。「こわれた自転車」は涙が出そうなくらいだった。
 アンコールの3曲目「Show Time」はマイクよりもっと前に椅子を置き、歌詞カードはファンに持ってもらいで、マイクなしの演奏。卓治の声も卓治のギターもナマ。そして合唱する客。最後の「いつか河を越えて」は楽屋でタバコを吸い出していたのに、アンコールが止まないので客席をのぞいて、「仕方ないなあ」という素振り(一応、演出?)からの演奏。
 ものすごく熱いとか、全員立ち上がりとか、そういうライブではなかったけど、しみじみと心に染みるライブだった。すごく良かった。

 MCで中日新聞東三河版と熊本日々新聞から取材を受けたと言っていたが、終演後、その中日新聞から取材を受けてしまった。しかし「小山さんのどこがいいと思いますか?やはり声にツヤがあるところですか?」って聞かれて、どう答えて良いやら。好きな理由は一口では言えないし、声も好きだがツヤがあるとは違うと思う。が、面倒なので「はい」と言ってしまった。そしてこんな質問をするあたり、この人もファンだと確信しましたわ。ファンが職権を乱用する年代になったってことだね。

 しかし、私は恵まれていると思った。関東近県なら気軽に行けて、今年は卓治を何回見た事やら。もちろん、努力はしているんだが(笑)。この境遇に感謝。
コメント
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