きんちゃんの観劇記(ネタバレだよ)

思いつくまま、適当に。

小山卓治「MANY RIVERS TO CROSS」町田THE PLAY HOUSE

2001年09月17日 | 小山卓治
 初めてのハコ。路地裏っぽい川沿いの倉庫を改造したとのことで見た目はヘボヘボ。でも!中に入ったら天井が高いし、そのためか照明も綺麗に入るし、その上、音もクリアでした。いいハコでっせ。駅から近いし。
 曲の方は、行って良かった~ってな曲ばかり。最近の定番「PARADISE ALLEY」に加えて、「嵐からの隠れ場所」「花を育てたことがあるかい」「家族」「Gallery」「Aの調書」「ILLUSION」「Time」「Aspirin」「こわれた自転車」などなど。最近ご無沙汰~とんでもなくご無沙汰まで。「花を育てたことがあるかい」なんて何年ぶりだ?うわ~っ!「Time」もメチャクチャアレンジがカッコイイのさ!「Gallery」は昨日のインストアでやったみたいなんだけど間に合わなくて聞けなかった曲。それが聞けて大変嬉しい。たつのすけさんとやった「ILLUSION」のアレンジ、最後の「in the city」は音が下がって終わるオリジナル版の方で、私の好きな方。良かった~。
 ゲストのたつのすけさんは卓治と同じ熊本の出身で宮本さんと同じバンドにいたんだってさ。現在はチャボと一緒に活動?だそうで、この人が入ると、なんというか、メジャーっぽい音になる。「ILLUSION」も卓治一人の、特に「NG!」で聞くと日本・新宿ってイメージなんだけど、今回はNYぽかった。そうね、全般的に洗練されて都会派っぽくなるというか。普段が田舎臭いわけじゃ全然ないんだけど。ちょっと卓治らしくないとも思うけど、逆にこういうアレンジにも耐えられる曲なんだな、とも思った。
 「Aの調書」は昨年聞いたときは禁じ手系だと思ったけど、今日は違った。NYの事件の後のせいか、昨年よりいろんな事件がおこったせいか。高校時代に初めて聞いたとき、人を殺しておいて自分が正義なんて、と思ったけど、21世紀なり、さまざまな正義が交錯するようになると、こういう人もいるのだろう、と認められるようになった自分がイヤだし少々怖い。この曲は新アルバムに入っているから演奏したのだと思うけど、今日の段階で聞くとNYテロへの卓治の思いが入っているように聞こえた。泣いたり大声で叫んだりしなくても、曲で伝えられる卓治ってスゴイ。そして好き。
 さて、このハコ。舞台脇に階段があり昇ると楽屋なの。アンコールの時「アンコールで階段を降りるなんて宝塚みたいだな」って言ったの。凍ったよ。

 卓治の衣装は茶色地に白い線がグルグル入っていてマーブル模様のようだった。頭は黒いターバンの方。出だしの方で「こんなに集まってくれてありがとう」って言ってたけど、前列は昨日行った人多し。そうそう、今回も椅子あり。座れない人もいたけど。このツアー、もしかしてすべて椅子アリ?だと嬉しいなあ。卓治も本プログラム?は座っているよね。立ち上がるのはアンコールからで。
 大宮のインストア&ハーツは姪御さん(お姉さまのお子さん)もいらっしゃったそうな。なんと今年で20歳だって。もう共通の話題なんかないとか。でも大宮のライブ見て、「いつもの卓治おじちゃんよりカッコイイ」という感想をもらったとか。実際彼女の目から卓治はどう見えているんだろう?そして卓治ファンの我々は?
 ゲストのたつのすけさんは腰ぐらいまでのロン毛にヒゲ。卓治が「どうして俺の回りはむさいのばっかりなんだ」と言っていた。パーキングエリアはピアノでなくアコーディオンだった。
 ツアー。卓治の言い間違え・思い違いでない限りは11月にも名阪であるようだ。
 1回目のアンコールだったかな。最初の1曲が終わってピックを投げたらすかさずファンが拾いに行った。そしたら「本番中に拾うな」って言ったよ。
 「君が本当に欲しいもの」は遊びに来ていた宮本さん・スプリングベルが加わった。その前にはみんなで「Happy Birthday」も歌ったよ。
 とにかく卓治は(重い歌の時以外は)終始笑顔で楽しそうだった。見てるこちらも楽しかった。声も昨日より張りがあるような気がしたよ。
コメント
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