私の主張・ひとりの日本人として

新聞やテレビの報道で特に偏向マスコミや反日日本人などに憤慨することが多くなり、暇な時に思いつくまま書き綴ったブログです。

米爆撃機が支那人工島から12カイリ内を飛行しても

2015年12月21日 20時52分33秒 | 支那関連


中国人工島から12カイリ内飛行=米爆撃機「意図せず進入」-南シナ海

2015/12/19

【ワシントン時事】米軍の戦略爆撃機B52が先週、訓練中に南シナ海・南沙(英語名・スプラトリー)諸島に中国が造成した人工島から12カイリ(約22キロ)内を飛行していたことが18日、分かった。米国防当局者は「意図的ではなかった」と説明しているが、南沙諸島で領有権を主張する中国政府は2カイリ(約3.7キロ)内の飛行だったと指摘し、米側に抗議を申し入れた。

 米中が南シナ海で偶発的に衝突する危険がある現実を浮き彫りにした形。南シナ海問題をめぐる米中の対立が一段と高まる恐れもある。中国政府は16日、米政府が台湾にフリゲート艦などの武器を売却すると決めたことに抗議したばかり。
 米当局者やウォール・ストリート・ジャーナル紙(電子版)によると、B52は10日、中国が今年に入り灯台を設置するなどしたクアテロン(中国名・華陽)礁から12カイリ内に入った。米高官は同紙に、悪天候のため航路を外れ、予定より同礁に近い地点を飛んだと指摘した。
 米軍は10月、行き過ぎた領有・管轄権の主張を認めない方針を示すために行う「航行の自由作戦」の一環として、中国が人工島を築いた南沙諸島のスービ(渚碧)礁から12カイリ内に駆逐艦を送り込んだ。国防当局者はB52の飛行については「12カイリ内を飛ぶつもりはなかった。航行の自由作戦ではない」と強調している。
 ただ、クアテロン礁は、満潮時も海面に姿を現す「岩」と位置付けられ、国連海洋法条約で定める12カイリの領海を伴う。一方、スービ礁は、満潮時に水没するため領海を主張できない。
(時事通信)

(引用終了)


 尖閣諸島は沖縄県石垣市の行政区であり、明治28年に日本政府によって日本領への編入を閣議決定されている。当然ながら、尖閣諸島が無主の地であることを確認しているので、編入当時までどこの国のものでもなかった訳であり、周辺国が日本政府の閣議決定について抗議をしてきた事実もないし、反対に抗議どころか、支那の漁民が遭難して尖閣に漂着したのを石垣島の漁民が救助したことに対して、支那政府は感謝状を出していることから、尖閣は日本領土との認識を支那は持っていたことになる。

 ところが、昭和40年代になって、国連の調査で尖閣周辺海域に有望なガス田があること確認された途端に支那が領有権を主張するようになり、尖閣に関して未解決の領土問題があるとか、古代からの支那の領土で、日本が奪ったなどと嘘をついているのである。今では支那の公船が毎日のように尖閣に接近し、領海や、その外側にある接続水域に侵入してくるので、海保の巡視船による警戒活動が行われている。

 領空に関しては航空自衛隊のレーダーや早期警戒機などによる監視活動が行われており、領空の外側にある防空識別圏に国籍不明機(アンノン)の侵入が確認されると戦闘機によるスクランブルが行われ、アンノンの国籍や機種などを確認して写真撮影を行い、領空に入らないように警告するのが任務になっているのである。

 尖閣に公船だけでなく航空機も接近させている支那だが、空自戦闘機が必ずスクランブルしてくるので「日本はスクランブルするな」と抗議をしてきたことがあり、世界の笑い者になったのは記憶に新しい。どこの国でも領土と共に領海領空を守るのは当然なことで、それを支那はするなと言った訳だが、確か支那は尖閣を含む東シナ海に防空識別圏を設定しているようなので、スクランブル体制も万全なのであろうが、どうもそうではないようだ。

 時事通信によれば、米当局者やウォール・ストリート・ジャーナル紙(電子版)によると、支那が南シナ海・南沙(英語名・スプラトリー)諸島に造成した人工島から12カイリ(約22キロ)内を米軍の戦略爆撃機B52が10日、飛行したそうであり、米高官は同紙に、悪天候のため航路を外れたもので間違いだったとしている。

 このB52の飛行は米軍が発表したもののようで、支那がB52の飛行にすぐに気がつき抗議するならばとっくに記事になっている筈だが、それがなかったとなれば、支那は飛行されても何も出来なかったことになるだろう。尖閣であれほど日本を挑発しておきながら、今度は自分らが米軍から挑発されても、まさか止めろとは言えないし、これでは支那の面子丸潰れではないか。

 米軍のB52が支那が造成した人工島から12カイリ内と飛行しても、支那は戦闘機をスクランブル発進させてもいないようで、そうなるとB52は人工島が視認できる距離まで接近し、悠々と飛行したことになり、先般、壮大な軍事パレードを行った人民解放軍はB52に怯えて警告すら出来なかったとなればお笑いだ。 

 造成した人工島を領土だと主張しても国際法では認められないので、今でも公海であり、いづれの国の航空機でも上空を飛行するのは自由である。しかし、人工島から12カイリ内を飛行したのは悪天候のため航路を外れたもので間違いだったとなれば仕方ないことで、間違いは誰にでもあるし、米軍であっても間違いはするだろうから、今後も同じ間違いをするように期待している。
(2015/12/21)

写真:米軍の戦略爆撃機B52=2010年5月、米空軍提供(AFP=時事)


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2 コメント

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Unknown (アグニモン)
2016-01-18 23:17:43
支那は昨年9月の軍事パレードで軍事大国を宣伝した割には情けない対応。習近平は毎年9月に軍事パレードをやると宣言した。今年もやるでしょうが8月末に排ガス規制をし経済に打撃が出るでしょう。出席国は経済協力や融資で集めるでしょうが支那に経済協力や融資をやる力があるかは疑わしい。遺憾と言うと人は金銭次第で背信、背任をし支那の歴史歪曲協力や歪曲した歴史支持をしてしまう。マイケル・ホンダと同じく。
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>アグニモンさん (forest(管理人))
2016-01-21 20:49:52
コメントありがとうございます。支那は米国相手では何も出来ないでしょうし、軍事パレードで周辺国を威嚇することしか出来ないヘタれ国家ですね。国自体が崩壊する危機があるのに、援助する暇があるのかと言いたいし、インドネシアから高速鉄道工事を受注したようですが、カネなくなり、途中で放棄されるでしょう。戦後出来た国が抗日70年パレードとは計算が合いませんね。まさに歴史の捏造です。
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