私の主張・ひとりの日本人として

新聞やテレビの報道で特に偏向マスコミや反日日本人などに憤慨することが多くなり、暇な時に思いつくまま書き綴ったブログです。

黄長燁氏の訪日を妨害する者は誰だ

2004年04月01日 12時19分25秒 | 北朝鮮関連
  北朝鮮の金正日の側近中の側近で、韓国に亡命した黄長燁氏を日本に招待するという話があったが、その後どうなったのかと思っていたら、韓国・統一日報に「黄元書記の訪日合意ならず。日本政府筋の消極姿勢で」との記事が掲載されていた。今年2月に鳩山由紀夫民主党前代表らが訪韓し、黄氏と会談しているそうだが、黄氏は「主体(チュチェ)思想と金正日独裁について」「対北朝鮮政策で日本の取るべき対応策」「北朝鮮核問題解決と中国に対する対応策」などについて話したそうであり、また黄氏は、金正日独裁体制を倒すことが朝鮮半島のアジアの平和が保障され、また日米韓の民主主義同盟強化の重要性を説いたとのことである。

 鳩山氏らは、以上のような考えを日本の国民に伝えてもらいたいとして黄氏に日本訪問を強く要請し、その後、衆議院外務委員会北朝鮮問題小委員会が中心となり「新世紀の安全保障体制を確立する若手議員の会」や「拉致議員連盟」などが超党派で黄氏の訪日を実現を目指したそうだか、何故か立ち消えになってしまったようである。

 統一日報には黄氏は「日本国民の期待に答えられる実のある訪日を果たすには、米国訪問の経験から少なくとも2週間位の期間は必要」と希望したのに日本側は警備を理由に2泊3日ないし3泊4日の意向を示したとのことで、さらに見逃せないのは「北朝鮮に配慮しようとする外務省の意向があったものと見られる。」として黄氏の訪日は外務省としては好ましいことでないので反対したのでないかと示唆している。

 黄氏の日本訪問が実現出来れば、拉致問題を含んで、北朝鮮政策に関して様々な重要な情報がもたらされると思われていたのに、本当に外務省の反対により黄氏の日本訪問が出来なくなったとしたら、拉致被害者家族が「外務省は敵だ」と言っていることは正しいではないか。日本国民のほとんどは拉致問題の早期解決を希望しているものと確信しているが、日本人拉致誘拐犯人の首謀者である金正日の側近中の側近であった黄氏が日本を訪問して、拉致に関し、国民の前で語って貰えば新しい事実や、金正日独裁体制のことなどを知ることになる訳であるから、是非とも実現しなければならないことであった。

 しかし、黄氏の訪日が実現すると困る人もいることは確かであり、朝鮮総連や北朝鮮に媚びた人、拉致に協力したのではと疑惑を持たれてる人などゴロゴロいるだろうから、そのような人は何としても訪日を阻止したいのは当然であろう。だが外務省が訪日を妨害しているとしたら、北朝鮮との間で対話を通じて拉致問題の解決に努力しているとはとても言えないではないか。

 外務省は北朝鮮に対する経済制裁を可能とするすでに成立した改正外為法。本国会で成立するであろう特定船舶入港禁止法案などについて、どのような見解をもっているのであろうか。本当はこの法律は北朝鮮を刺激するからと反対しているのではないか。外務省には田中均などという怪しげな人物がいるが、北朝鮮に急所をギュと握られているような人物を抱えているようでは、外務省は拉致問題を解決しようとせず、反対に妨害しているだけであると言っても過言ではないであろう。
(2004/04/01) 

この記事は「今日のコラム」
「黄長燁氏の訪日を妨害する者は誰だ」
としてHPに掲載されていたものです。


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