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私の主張・ひとりの日本人として

新聞やテレビの報道で特に偏向マスコミや反日日本人などに憤慨することが多くなり、暇な時に思いつくまま書き綴ったブログです。

A級戦犯の分祀を求める古賀誠氏の不見識

2006年05月14日 18時44分59秒 | 靖国神社問題
   政治家が独立した宗教法人の一つである靖国神社に対し、合祀されている特定の人物を名指しして分祀するように要請など出来るのであろうか。そのようなことは出来る訳はなく、まさに政教分離の原則に反することであり、参拝は誰でも出来ることだが、どのような人を合祀するかは、その神社が決めることであり、政治家であれ誰であれ他人が口を出すことは出来ない。

 靖国神社に合祀されている特定の人物に、自分の思想信条に反する者がいるので参拝することは出来ないと考えている人もいれば、亡くなれば神になるのであるからして生前どのような方であろうと参拝をする人もいるであろうし、戦没者を追悼することは今生きている人の義務であるとして、誰が合祀されていても特に気にしない人など様々であろう。

 わが国における戦没者を追悼する唯一の施設は靖国神社であるが、参拝して戦没者の御霊をお慰めするかどうかは個人の自由であり、他人に対して「参拝に行け」とか、反対に「参拝するな」とは言える訳はなく、参拝したければすれば良いし、参拝したくなければしなくても良く、そのことで何か責任が問われることはない。

 支那が小泉総理の靖国参拝を「外交問題」と言っているそうだが、政治家でも普通の国民でも、参拝することは個人の意志であり、外国からとやかく言われることはなく、支那が「外交問題」と捉えるのは勝手だが、日本からしてみれば「靖国参拝に絡んだ言いがかり問題」であり、日本国内の出来事に口を出すことは許されず、支那が何を言おうが無視すれば良いことだ。

 ところが、小泉総理の靖国参拝によって支那などが反発していることを深刻に捉える政治家がいるようであり、日本遺族会会長を務める自民党の古賀誠元幹事長が、支那の反発を和らげるために「戦没者ではない一部の英霊を分祀することも検討対象だ」と述べて、いわゆるA級戦犯と呼ばれた者(名誉は回復されておりA級戦犯なる者は既に存在しないことから)の分祀を求めていることが明らかになったと報道されている。

 古賀氏は日本と支那の間の関係悪化は小泉総理の靖国参拝にあるとの支那の政治的宣伝をすっかり信じきっているようだが、ともかく支那は日本の方が何でも言うことを聞くことが友好と思っているのであり、その手段として小泉総理の靖国参拝という純然たる国内問題に口を出して牽制し、日本側を怯ませ、その宣伝の乗って支那の言いがかりを真に受ける政治家などを増やそうとしている訳である。

 靖国神社は「分祀は出来ない」と回答していた記憶があるが、分祀とは簡単に言えばコピーであり、古賀氏が指摘するいわゆるA級戦犯と呼ばれた者を他の神社に祀ったとしても、靖国神社から完全に分離される訳ではなく、霊(神様)が増えるだけであり、火のついたローソクに別のローソクを持って来て火を付けても元のローソクは残っているのと同じことである。

 日本遺族会会長を務める古賀氏の今回の見解ははなはだ不見識であり、靖国神社に神として合祀されている特定の人物を日本国内で沸き上がった声ではなく、共産党独裁国家である支那からの言いかがりで、何とか取り除けないと考えているとは驚きを禁じ得ない。

 何度でも言うが、小泉総理が靖国参拝を中止したとしても、日本と支那の間の様々な問題が一気に解決することはなく、次の問題を持ち出して来ると予想する。古賀氏は支那にやけに気遣いをしているようだが、支那の恫喝に屈しても良いと思っているのか。いい加減に支那との友好など幻想であることを認識して頂きたい。
(2006/05/14)

この記事は「今日のコラム」
「A級戦犯の分祀を求める古賀誠氏の不見識」
としてHPに掲載されていたものです。


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