~拉致被害者の救出活動を冒涜し、妨害した異常な北朝鮮擁護~
平成14年9月17日は、北朝鮮により拉致された被害者8名の死亡という衝撃的なニュースが伝わり、酷い、あまりにも酷い結末に日本中が慟哭し、また、テロ国家北朝鮮の恐るべき誘拐殺人に対する怒りが高まった。この日は、昨年9月11日の米国が連続テロによって攻撃されて大きな犠牲者を出した日と同じように、私たち日本人の心に深く刻まれることであろうし、また北朝鮮の蛮行を決して許さない決意が生まれた。
今日まで、わが国政府の弱腰外交の結果が、これだけの犠牲者を出してしまったことを反省し、謝罪してもらわなければならないことは言うまでもない。しかし、反省し、謝罪しなければならないのは政府だけであろうか。北朝鮮擁護を繰り返した左翼マスコミ、国会議員、文化人なども批判の対象となるが、私は最も厳しく批判しなければならないのは社民党(旧社会党)であると言わざるを得ない。社民党員が北朝鮮を礼讃し、北の労働党と友党関係を結び、土井党首は北朝鮮を訪問しては「自分の家に帰ったようだ」と持ち上げるなど、異常な北朝鮮擁護を繰り返していた事を私たちは忘れてはならない。
拉致被害者家族の一人がテレビカメラの前で、「拉致の解決を今まで何もしてくれなかった社民党と共産党よ!何か我々に言いたいのなら連絡せよ」と声高く抗議しており、社民党のホームページには「拉致は創作」との社会科学研究所・日韓分析編集の北川広和氏の論文「食糧援助拒否する日本政府」が掲載されている。この論文について社民党は「(掲載を)取りやめるつもりはない」とコメントしており、これに対しても拉致被害者家族の一人は「日本国民を敵に回してまで北朝鮮を担ぐのか。謝罪して論文の掲載をやめるべきだ。掲載を続けるなら日本から去ってもらいたい」と手厳しく社民党を批判している。
この主張を書いていたところ、今日4日のNHKの報道のよれば、社民党は、この論文を削除したとのことだが、福島瑞穂幹事長は「拉致は創作との論文は党の見解を示したものではない 」との思わず笑ってしまう党見解を発表している。ホームページを確認すると
「本論文(食糧援助拒否する日本政府)は執筆者本人の責任において本誌に掲載されたもので、党の見解を示したものではありませんが、9月17日の日朝首脳会談で拉致という犯罪が明らかになり、事実と異なる内容のため、執筆者御本人と確認の上、ホームページ上から削除させていただくこととしました。社会民主党全国連合 総合企画室 」
との論文を削除した言い訳が掲載されていたが、社民党の機関誌「月刊社会民主」に掲載していた論文が党の見解に反するので削除したとは、子供でも分かる嘘をついている。党の機関誌に、その党の見解に反する論文を掲載できる訳はなく、社民党は北川広和氏の論文が党の「拉致は創作」との見解に合致するから掲載したのではないのか。
国交がないとは言いながら社民党は北朝鮮と太いパイプを持っていたようで、以前、朝鮮総連中央本部に対する強制捜査が行われた時、社民党副党首の渕上貞雄参院議員と金子哲夫衆院議員が警察庁を訪れ、捜査二課課長補佐に「強制捜査は不当な政治弾圧」という決議文を手渡し、朝鮮総連をかばっている。
また、社民党は北朝鮮から政治献金をもらっている疑惑があり、自民党の平沢勝栄氏が、テレビ朝日の朝まで生テレビの番組で、「社民党は北朝鮮の族議員ではないか。北朝鮮から(政治献金を)貰っているんじゃないか。朝銀に捜索が入ったときに、何で応援してるんだ」と言うと、当時の辻元清美元議員は、あわてた様子で「貰ってないよ」と否定していたが、もし事実であれば、外国政府からの献金を禁じた政治資金規正法に抵触することは間違いない。
何度も北朝鮮を訪問している社民党の土井党首は「私は朝鮮労働党のわが党に対する長年の友誼について感謝し、私の尊敬するわが党の歴代委員長がお国を訪ねて、うち固めた両党友好と連帯のきずなは限りなく強固であると思います。朝鮮革命と社会主義建設の偉業を輝かしい勝利に導かれ、朝鮮の自主的平和統一、アジアと世界の平和の為に類なき貢献をつくしておられる偉大な指導者金日成主席を私は心から尊敬し、万年長寿を祈り、今後の友誼を願っております」と言ったそうである。
拉致被害者の有本恵子さんと結婚した石岡亨さんの書いた手紙が北朝鮮から家族に届いた時、社民党が北朝鮮と太いパイプをもっているから拉致問題を解決してくれるのではないかと信用し北海道の社会党(社民党)に相談に行ったところ、その直後に死亡したことが今回の日朝会談の際に明らかにされている。それも有本恵子さんと同じ日であることは極めて不自然である。このことから、その手紙の事を社会党(社民党)が北朝鮮に通報したからではないかと言わざるを得ない。
このように社民党は、政治献金を北朝鮮から貰っているからあろうか。北朝鮮を訪問しても、拉致問題を追求せず被害者の家族の悲痛な叫びを無視し、日本国民の生命を危機的状況に追いやり、拉致問題など単なる疑惑にすぎないとの主張し続け、北朝鮮を擁護してきた。
社民党の機関誌の社会新報2002年9月25日号の主張・「日朝首脳会談」正常化交渉の再開を率直に評価には「…首脳会談では、金正日総書記が初めて拉致の事実を認め、謝罪した。生存者が五人、亡くなられた方が八人という衝撃的な内容に憤りを禁じ得ない。これまで朝鮮労働党は、社民党が参加してきた森団長、村山団長の二度にわたる訪朝団との会談で『拉致は存在しない』『行方不明者として調査する』と対応してきた。社民党も同会議の席上、拉致・行方不明者の生存確認の追究を厳しく求めてきた。しかし、今回明かされた事実は今までの対応と全く異なる内容であったと言わざるを得ない…」と書かれていたが、まったく反省していない。
偏向マスコミは社民党を擁護し、政府、外務省を批判しているが、責められるべきは弱腰外交のツケを招いたことは歴代政府や外務省にもあるが、私は、その何倍も社民党を批判することが必要であると思う。拉致被害者を見殺し、救出活動を冒涜し、妨害したことは決して忘れていけない。
社民党の土井党首は国民の前で謝罪し、議員辞任を覚悟すべきである。わが同胞を誘拐し、殺害した犯人達の首謀者である金正日総書記が率いる北朝鮮をかばい続けるのは、まさに社民党の犯罪行為と言っても過言ではない。
(2002/10/04)
この記事は「私の主張」第144号
「拉致事件を黙殺した社民党の犯罪行為」
~拉致被害者の救出活動を冒涜し、妨害した異常な北朝鮮擁護~
としてHPに掲載されていたものです。
平成14年9月17日は、北朝鮮により拉致された被害者8名の死亡という衝撃的なニュースが伝わり、酷い、あまりにも酷い結末に日本中が慟哭し、また、テロ国家北朝鮮の恐るべき誘拐殺人に対する怒りが高まった。この日は、昨年9月11日の米国が連続テロによって攻撃されて大きな犠牲者を出した日と同じように、私たち日本人の心に深く刻まれることであろうし、また北朝鮮の蛮行を決して許さない決意が生まれた。
今日まで、わが国政府の弱腰外交の結果が、これだけの犠牲者を出してしまったことを反省し、謝罪してもらわなければならないことは言うまでもない。しかし、反省し、謝罪しなければならないのは政府だけであろうか。北朝鮮擁護を繰り返した左翼マスコミ、国会議員、文化人なども批判の対象となるが、私は最も厳しく批判しなければならないのは社民党(旧社会党)であると言わざるを得ない。社民党員が北朝鮮を礼讃し、北の労働党と友党関係を結び、土井党首は北朝鮮を訪問しては「自分の家に帰ったようだ」と持ち上げるなど、異常な北朝鮮擁護を繰り返していた事を私たちは忘れてはならない。
拉致被害者家族の一人がテレビカメラの前で、「拉致の解決を今まで何もしてくれなかった社民党と共産党よ!何か我々に言いたいのなら連絡せよ」と声高く抗議しており、社民党のホームページには「拉致は創作」との社会科学研究所・日韓分析編集の北川広和氏の論文「食糧援助拒否する日本政府」が掲載されている。この論文について社民党は「(掲載を)取りやめるつもりはない」とコメントしており、これに対しても拉致被害者家族の一人は「日本国民を敵に回してまで北朝鮮を担ぐのか。謝罪して論文の掲載をやめるべきだ。掲載を続けるなら日本から去ってもらいたい」と手厳しく社民党を批判している。
この主張を書いていたところ、今日4日のNHKの報道のよれば、社民党は、この論文を削除したとのことだが、福島瑞穂幹事長は「拉致は創作との論文は党の見解を示したものではない 」との思わず笑ってしまう党見解を発表している。ホームページを確認すると
「本論文(食糧援助拒否する日本政府)は執筆者本人の責任において本誌に掲載されたもので、党の見解を示したものではありませんが、9月17日の日朝首脳会談で拉致という犯罪が明らかになり、事実と異なる内容のため、執筆者御本人と確認の上、ホームページ上から削除させていただくこととしました。社会民主党全国連合 総合企画室 」
との論文を削除した言い訳が掲載されていたが、社民党の機関誌「月刊社会民主」に掲載していた論文が党の見解に反するので削除したとは、子供でも分かる嘘をついている。党の機関誌に、その党の見解に反する論文を掲載できる訳はなく、社民党は北川広和氏の論文が党の「拉致は創作」との見解に合致するから掲載したのではないのか。
国交がないとは言いながら社民党は北朝鮮と太いパイプを持っていたようで、以前、朝鮮総連中央本部に対する強制捜査が行われた時、社民党副党首の渕上貞雄参院議員と金子哲夫衆院議員が警察庁を訪れ、捜査二課課長補佐に「強制捜査は不当な政治弾圧」という決議文を手渡し、朝鮮総連をかばっている。
また、社民党は北朝鮮から政治献金をもらっている疑惑があり、自民党の平沢勝栄氏が、テレビ朝日の朝まで生テレビの番組で、「社民党は北朝鮮の族議員ではないか。北朝鮮から(政治献金を)貰っているんじゃないか。朝銀に捜索が入ったときに、何で応援してるんだ」と言うと、当時の辻元清美元議員は、あわてた様子で「貰ってないよ」と否定していたが、もし事実であれば、外国政府からの献金を禁じた政治資金規正法に抵触することは間違いない。
何度も北朝鮮を訪問している社民党の土井党首は「私は朝鮮労働党のわが党に対する長年の友誼について感謝し、私の尊敬するわが党の歴代委員長がお国を訪ねて、うち固めた両党友好と連帯のきずなは限りなく強固であると思います。朝鮮革命と社会主義建設の偉業を輝かしい勝利に導かれ、朝鮮の自主的平和統一、アジアと世界の平和の為に類なき貢献をつくしておられる偉大な指導者金日成主席を私は心から尊敬し、万年長寿を祈り、今後の友誼を願っております」と言ったそうである。
拉致被害者の有本恵子さんと結婚した石岡亨さんの書いた手紙が北朝鮮から家族に届いた時、社民党が北朝鮮と太いパイプをもっているから拉致問題を解決してくれるのではないかと信用し北海道の社会党(社民党)に相談に行ったところ、その直後に死亡したことが今回の日朝会談の際に明らかにされている。それも有本恵子さんと同じ日であることは極めて不自然である。このことから、その手紙の事を社会党(社民党)が北朝鮮に通報したからではないかと言わざるを得ない。
このように社民党は、政治献金を北朝鮮から貰っているからあろうか。北朝鮮を訪問しても、拉致問題を追求せず被害者の家族の悲痛な叫びを無視し、日本国民の生命を危機的状況に追いやり、拉致問題など単なる疑惑にすぎないとの主張し続け、北朝鮮を擁護してきた。
社民党の機関誌の社会新報2002年9月25日号の主張・「日朝首脳会談」正常化交渉の再開を率直に評価には「…首脳会談では、金正日総書記が初めて拉致の事実を認め、謝罪した。生存者が五人、亡くなられた方が八人という衝撃的な内容に憤りを禁じ得ない。これまで朝鮮労働党は、社民党が参加してきた森団長、村山団長の二度にわたる訪朝団との会談で『拉致は存在しない』『行方不明者として調査する』と対応してきた。社民党も同会議の席上、拉致・行方不明者の生存確認の追究を厳しく求めてきた。しかし、今回明かされた事実は今までの対応と全く異なる内容であったと言わざるを得ない…」と書かれていたが、まったく反省していない。
偏向マスコミは社民党を擁護し、政府、外務省を批判しているが、責められるべきは弱腰外交のツケを招いたことは歴代政府や外務省にもあるが、私は、その何倍も社民党を批判することが必要であると思う。拉致被害者を見殺し、救出活動を冒涜し、妨害したことは決して忘れていけない。
社民党の土井党首は国民の前で謝罪し、議員辞任を覚悟すべきである。わが同胞を誘拐し、殺害した犯人達の首謀者である金正日総書記が率いる北朝鮮をかばい続けるのは、まさに社民党の犯罪行為と言っても過言ではない。
(2002/10/04)
この記事は「私の主張」第144号
「拉致事件を黙殺した社民党の犯罪行為」
~拉致被害者の救出活動を冒涜し、妨害した異常な北朝鮮擁護~
としてHPに掲載されていたものです。