私の主張・ひとりの日本人として

新聞やテレビの報道で特に偏向マスコミや反日日本人などに憤慨することが多くなり、暇な時に思いつくまま書き綴ったブログです。

ご家族と共にイラク派遣自衛隊員の無事を祈る

2003年12月04日 20時37分51秒 | 防衛省・自衛隊・安全保障
  報道によれば、小泉総理はイラクへの自衛隊派遣の基本計画を9日にも閣議決定するようである。イラクにて米軍などが攻撃を受けて死傷者が出るたびに派遣時期決定が先送りされ、世界からは「日本の国際協調とか貢献は口ばかりか」との声が聞こえている。
 欧州のメディアも「日本はおじけづいて派遣を中止した」と流すなど、こんなにも派遣決定を遅らせていては言われても仕方ないが、それを日本人はバカにされているとは思わず、怒りもせずにいるのだから情けないことである。

12月9日の自衛隊派遣に向けての閣議決定が、また先送りされるようでは、日本は信頼出来ない国だと言われ続け、支那や北朝鮮などの反日国家へ誤ったメッセージを送ることになり、「自衛隊は張り子の虎であり、脅かせばおじけづいて逃げ出す軍隊だ」と侮られることになり、これでは抑止力にもならなくなるであろう。

 さて、イラクにおいて殉職された奥参事官、井ノ上書記官の二人の外交官はまさに英雄であり、日本の誇りである。日本国内において「イラクは治安が安定していないから自衛隊の派遣は出来ない」「日本の国益のため、また国際貢献を果たす意味から危険を承知で派遣すべきだ」と自らは安全な所にいながら「小田原評定」を繰り返している。その治安が安定していないイラクで殉職された二人の外交官は活動していた訳であり、そんな日本国内の論議をどのように感じていたであろうか。

 殉職された二人の外交官のお家族の様子をテレビで拝見していまして、井ノ上書記官の子供さんはまだ小さく、また奥様は来年1月にご出産予定とか。生まれる子は父の顔を知らず、また井ノ上書記官は我が子を一度も抱くことなく殉職されるとは何と痛ましいことであろうか。

 イラクに派遣される自衛隊員とて戦死を望んでいる訳ではない。しかし、日本という国と国民、国益、主権を守ることで自らを犠牲にする覚悟は持っているものと思っている。国民が被害を受けるようなことはあってはならないとの信念を持っており、外交官二人の殉職という情報を聞いて「我々は国民を守るのが仕事なのになぜ国民を守ることができないのだ」との現状を嘆いているのではないであろうか。

 ところで私たち国民に「自衛隊の皆さん。イラクへ行って頂けますか」という資格はあるであろうか。特に自衛隊をさんざコケにしてきた人達にはそんなことを言えないであろう。自衛隊の派遣が決まれば、出発の際にはテレビ中継されることだろうが、マスコミは派遣反対派のバカどものデモなど無視して、夫や息子などを送り出すご家族の様子を是非とも報道して頂きたいと思っている。その時私はご家族と共に涙を流し、無事を祈り、日本人の誇りを取り戻すためにイラクに向かう隊員が胸を張れるように暖かく送りだそうと思っている。

 小泉総理は戦後最大の決断をする時である。自衛隊派遣の閣議決定のあと速やかに国民の前でなぜ派遣を決断したか説明すべきだ。イラクには危険を顧みず戦後復興支援に活躍しております日本人外交官が残っている。そんな彼らを自衛隊は守らなければならないであろう。そして殉職された二人の外交官の仇を是非ともとって欲しいと思っている。
(2003/12/04)

この記事は「今日のコラム」
ご家族と共にイラク派遣自衛隊員の無事を祈る
としてHPに掲載されていたものです。


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