私の主張・ひとりの日本人として

新聞やテレビの報道で特に偏向マスコミや反日日本人などに憤慨することが多くなり、暇な時に思いつくまま書き綴ったブログです。

テロリストに誤ったメッセージを送った小沢氏の失言

2009年03月02日 23時58分51秒 | 民主党関連

【民主党解剖】第1部「政権のかたち」(1)「小沢首相」は大丈夫か

2009.3.2 00:04

 2月上旬、都内で開かれた民主党議員と支持者による会合。党代表、小沢一郎が発した言葉に会場は一瞬凍りついた。

 「拉致問題は北朝鮮に何を言っても解決しない。カネをいっぱい持っていき、『何人かください』って言うしかないだろ」

 日本人の人権と日本の主権を蹂躙(じゅうりん)した北朝鮮の犯罪をカネで決着させる-。あまりにもドライな小沢発言は、当然のごとく、箝口(かんこう)令が敷かれた。 (以下略)

(産経新聞)

(引用終了)


 最近の偏向マスコミによる民主党に偏重した報道は凄まじいものがあり、何が何でも自民公明連立政権を終わらせ、民主党を中心とする政権が出来るように、都合の良いことは報じ、都合の悪いことはまったく報じないようになってきている。

 これは、1993年に起きた、当時全国朝日放送(ANB 現:テレビ朝日)の椿貞良報道局長が中心になって非自民政権を築くために、どんな些細なことでも自民党だけを叩くことを民間放送連盟の「放送番組調査会」の会合の中で決めて、世論操作を行った通称椿事件と言われている偏向報道方針が、未だに進行中であると言っても過言ではない。

 この発言を産経新聞が報道したことから椿報道局長は国会に証人喚問されて、軽率な発言を陳謝したたものの、社内への報道内容の具体的な指示については否定し、一方で放送法で禁止されている偏向報道を行った事実は認めたことから、一時は放送免許取消し等の措置が検討されていたが、かろうじて免れ、厳重注意する旨の行政指導にとどまったものである。

 その時の教訓が生かされていれば、このところの民主党議員による失言問題などはほとんど報じられず、自民党関係となるとどんな些細なことでも叩くと言う方針をとることはない筈だが、実際は、椿事件が再現されている状況ではなかろうか。 

 今のところ産経新聞しか報じていないようだが、2月上旬、都内で開かれた民主党議員と支持者による会合の際に小沢一郎代表が、「拉致問題は北朝鮮に何を言っても解決しない。カネをいっぱい持っていき、『何人かください』って言うしかないだろ」と発言したそうである。もし、これと同じような発言を自民党の議員が行ったら、偏向マスコミは凄まじい批判をして議員辞職を迫るであろうが、小沢氏であったから大きな批判を浴びることもなく、テレビでは放送していないようであり、偏向マスコミにとって、小沢氏は自民党を政権から引きずり降ろす救世主のようなものであろうから批判しないことになっているのであろう。

 この小沢氏の発言こそ麻生総理の漢字の読み違いなどより、大きく報道しなければならない失言だと思うが、もう政権をとったも同然だと気がゆるんでいるか、それとも敢えて失言をして、政権交代を果たしたとしても総理就任を辞退したいがためかも知れない。

 多くの日本人を拉致誘拐した犯罪国家北朝鮮に何故身代金をやる必要があるのかと言いたいが、小沢氏が北朝鮮に「全員を帰せ」と言わずに「何人かください」と言ったのは、拉致被害者が数人帰るごとに身代金を払うことになり、これでは拉致被害者が残っている限り身代金を払い続けることになる訳で、これでは日本は世界からテロ支援国家とみなされてしまうであろう。

 この小沢氏の失言は世界中のテロリストに誤ったメッセージを送ったも同然であり、それは日本人を誘拐すれば身代金が手に入ることを認識させたからであって、日本にいても潜入した北朝鮮工作員に日本人が拉致されてしまったのに、外国にいる日本人が誘拐される危険性が高まったと言えよう。

 北朝鮮としても、日本人を拉致すれば身代金が手に入るとなれば、工作員を日本に再び潜入させるであろうし、そうなると新たな拉致被害者が出ることになる訳である。拉致問題はカネで解決するしかないと思うのであれば、日本人拉致被害者を取り返した後に、在日朝鮮人を資産付きで強制送還すれば良いのであり、この方法ならば国民は喜んで支持することであろう。
(2009/03/02)、

写真:民主党の小沢一郎代表