私の主張・ひとりの日本人として

新聞やテレビの報道で特に偏向マスコミや反日日本人などに憤慨することが多くなり、暇な時に思いつくまま書き綴ったブログです。

何の意義もなかった福田総理の支那訪問

2007年12月30日 23時40分54秒 | 政治

福田首相が帰国 訪中の意義強調「大変内容があった」 

   中国訪問を終えた福田首相は30日夜、羽田空港着の政府専用機で帰国した。首相は中国出発前、山東省曲阜市で記者団に「今回の中国訪問は大変内容のある訪問だった。中国の指導者といろいろと突っ込んだ話をした」と振り返り、今回の訪中の意義を強調した。

 首相は「日本と中国が互いに協力すると両国以上の力を発揮できる。この協力関係がないと、地域、世界全体に決していいことはない」と指摘。そのうえで 「日中両国の国民同士が深くお互いを理解することが必要だ。そういう理解の中で、お互いにどういうところで協力しあうか、具体的に考えていくことが必要 だ」と述べ、日中間の新たな協力関係構築に改めて強い意欲を示した。

 首相は30日午前、孔子の古里、曲阜市の孔子廟(びょう)を訪ね、「温故創新」との書をしたためた。見学後、記者団に「日本でも最近静かな論語ブームが あるらしい。2500年前の孔子の教えが今でも世界中の至るところで重用されている。温故知新。故(ふる)きを温(たず)ねて新しきを知る。そういう感じ がした」と述べた。

 孔子廟は世界遺産に登録された儒教の聖地。今回の訪問は首相の希望だったという。
(朝日新聞)

(引用終了)


 福田内閣の支持率が下がる傾向にあるそうだが、最初からこの内閣は支持しておらず、期待もしていないので、支持率が下がったとしても残念とも思わず、今で も福田氏を総裁に選出した自民党の判断は正しくなかったと思っており、また安倍前総理には凄まじい批判を繰り返していた偏向マスコミだが、福田総理とは政 治信条が同じなのか、批判を手控えている様子もあり、であるから偏向マスコミから批判を浴びないような政治家に共通するものは国益に反する行動をとる傾向 があるようだ。

 わが国の政治家の中には支那に媚びる者がおり、支那と友好関係を維持することが大事だと言って、支那が理不尽な要求をして来たり、内政干渉をしてきたとし ても、福田総理のように「相手の嫌がることはしない」として、支那に抗議もせず、「友好関係の維持」「互恵関係の発展」などと言われて騙され、明らかに支 那に非があることであっても、日本に責任を押しつけられ、支那の方が譲歩して、日本の方に何らかの利益をもたらすことは過去に一度もなかった。

 12月27日から福田総理は支那を訪問し、温家宝首相、胡錦濤国家主席などと会談し、30日に帰国したが、「大変内容のある訪問だった。いろいろと突っ込んだ話をした」と訪問は大変意義があったと強調しているが、本当に意義があったのか。

 例えば東シナ海において支那が日本のEEZにまで及んでいると思われるガス田を勝手に開発し盗掘している問題について、解決に向けて支那が譲歩した様子も なく、話合いを継続することで結論が先送りされただけであり、大歓迎を受けた福田総理だが、東シナ海のガス田開発問題一つをとってみても日本側が得たもの は何もない。

 支那に好意的な態度をとり、友好や協力関係は大切だと考えている福田総理が訪問してもこの有様なのだから、支那に媚びる政治家の誰が行って同じあろうし、 福田総理が「両国の国民同士が深くお互いを理解することが必要だ。」と述べて日本と支那の協力関係構築に改めて強い意欲を示したそうだが、それは甘い期待 と言うべきで、友好や協力関係を築くためには日本側が一方的に譲歩し、協力するとは日本が支那への一方通行的なものであって、今まで支那が日本に協力した ものはあったのかと思い出してみると「バンダ」と「トキ」しかなかったではないか。

 福田総理は支那に何をしに行ったのか。環境や省エネの技術などを提供することも決まったそうだが、支那が日本に提供してくれるような技術もないのに協力関係とは笑わせる。

 東シナ海のガス田開発問題で何らかの進展があるのではと期待した向きもあろうが、進展させるためにはともかく日本も中間線付近で試掘を開始するしか支那が 譲歩することはないであろう。支那は日本の主張する中間線は認めないと言っているが、だが中間線ギリギリの支那側で採掘している現状まま推移するとは思え ず、日本の出方によっては必ず中間線を越えて採掘を開始することあろう。
(2007/12/30)