私の主張・ひとりの日本人として

新聞やテレビの報道で特に偏向マスコミや反日日本人などに憤慨することが多くなり、暇な時に思いつくまま書き綴ったブログです。

「国民の自衛官」の皆様。ありがとうございます

2007年10月13日 00時19分34秒 | 防衛省・自衛隊・安全保障

 わが家の上空を東富士演習場に向かうのであろうか、自衛隊のCH-47J輸送ヘリコプターが時々通過するが、軍用ヘリの力強いローターの音は遠くからでも良 く分かるので、思わず窓から身を乗り出して見てしまうし、まして数機の編隊飛行であれば力強いローターの音は更に力強く感じられ、また、頼もしさしを覚え る。

 そのCH-47Jを見ていると、本年3月30日、鹿児島県徳之島の天城岳北側に、陸上自衛隊第1混成団(沖縄・那覇駐屯地)所属の同型ヘリが墜落し、乗員 4人が殉職するという痛ましい事故があったことを思い出すが、離島が多い沖縄県では救急患者の緊急輸送などを自衛隊のヘリにほとんど頼っているとのことで あり、その輸送の際に起きた惨事であった訳である。

 他にも不発弾処理のために自衛隊の皆様には大変お世話になっているにも関わらず、沖縄の反軍、反自衛隊感情が高いのはなぜなのかと思っているが、これはほ んの一部の人達であり、あとは本土から行ったサヨクやプロ市民などが騒いでいるだけであろうと思うし、また朝日新聞よりも偏向していると言われている沖縄 タイムスや琉球新報などが煽っているとしか思えない。

 救急患者は、飛行に危険を伴うような悪天候の際にも出るであろうし、それでも急患搬送は訓練ではなく実戦であるとして、悪天候であっても怯むことなく国民 の命を救いたいとの使命感に燃え任務を遂行している訳であり、このような自衛官に普段から敬意と感謝の気持を持って接するのは当然ではなかろうか。

 フジサンケイグループが主催する防衛省・自衛隊の活動で著しい功績のあった自衛官に贈られる「国民の自衛官」の表彰式が11日、三笠宮寛仁親王殿下をお迎 えして東京都千代田区のグランドプリンスホテル赤坂で行われてことが報道されており、その中には、前述した本年3月30日のCH47Jヘリ墜落で殉職した 陸自第1混成団の4名のクルーが含まれており、10日の産経新聞にはその横顔が紹介されている。

 寛仁殿下はおことばの中で「国民との間に自然にとけ込み、支援する姿をもっともっと知る必要がある。サマワ、インド洋、クウェートと陸海空の国際貢献の現 場に世界の人々が拍手を送っているのが現実。」と話されており、このことは自衛隊の活動を世界の人々が称賛しており、国民はそれをもっと知る必要があると 言う訳であろう。それにしても、自衛隊の国際貢献に「世界の人々が拍手を送っている」とは何だか民主党にとっては耳の痛い話のようだが、それでもインド洋 での補給活動は憲法違反だと言い続けるのであろうか。

 墜落したCH47Jヘリの機長であった建村善知元一佐からの最後の交信は「ありがとう」であったと言う。これは墜落することが分かったので思わず発した言 葉なのであろうが、何に対して「ありがとう」と御礼を言ったのであろうか。家族や自衛隊の仲間、あるいは日本という国家に対してのものだったと思うが、 「ありがとうございます」と御礼を言わなければならないのは我々国民の方であり、国家国民を守るために平時であっても多くの自衛官が殉職していることを片 時も忘れてはならない。
(2007/10/13)

写真:「国民の自衛官」の表彰を受けた陸海空自衛隊の自衛官9人の家族と殉職した1クルー(4人)の所属部隊長(産経新聞から)

リンク

著しい功績の自衛官らを表彰 「第6回国民の自衛官」

自衛官の殉職

自衛隊の皆様の任務達成と無事帰国を願う国民の祈り