田母神氏「泡沫候補からここまでこれた、満足すべき結果かな」
2014/02/09
健闘をたたえる支持者らの拍手の中、「こんにちは」と笑顔で手を振りながら選挙事務所に入ってきた元航空幕僚長の田母神俊雄氏(65)。「泡沫候補からよくここまでこれた。満足すべき結果だったかな」とすっきりとした表情だった。
首都直下地震などに向けた防災対策を中心に訴えてきたが、「分かりやすく説明してきたので問題提起はできた」と強調。原発が争点になったかどうか問われると、「どんな影響があったかわからないが、脱原発などできるわけがない」と一蹴した。
事務所には、中山成彬氏(日本維新の会)ら国会議員も駆けつけており、田母神氏は自身の今後について「日本の保守政党を成立すべく頑張りたい」と抱負を語った。事務所を出る際には「トップ当選かと思ったのに」と支持者らを笑わせていた。
(産経新聞)
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選挙権を得てから、どのような選挙であっても余程の事情がない限り棄権したことはないが、支持したい候補者がいない場合でも投票所には行って、投票用紙に×印をして投票箱に入れたこともあった。当然ながら無効票となる訳で、有権者として無責任であるかも知れないが、棄権するよりはマシであると思っている。
神奈川県民として、かって民主党の千葉景子氏を落選させたことほど嬉しいことはなかったが、その際、全国から県民の良識が示されたとして、ネットでは随分お褒めの言葉を賜った記憶がある。だが、その後の知事選で、元フジテレビのキャスターであった黒岩祐治氏を当選させてしまったことで、千葉氏を落選させた同じ神奈川県民がなぜ過ちを犯したのかと批判されたが、他に知事として相応しい方はいなかったからだとしても、偏向マスコミ出身となれば思想的にも問題があると思っているし、噂によると、あまり評判は良くないようだ。
9日に投開票が行われた東京都知事選では自民党と公明党の支援を得ていた舛添要一氏が初当選したが、政党助成金2億5000万円を横領して借金の返済に当てた問題などがすでに発覚しており、東京都議会は猪瀬前知事を5000万円の献金問題で辞職させているのだから、同じく政治とカネの問題を抱えている舛添氏をもし追求しないとなれば「猪瀬前知事をなぜ辞めさせたのか」との批判の声が出ることだろう。
前述したように政治とカネの問題を抱えている舛添氏となれば猪瀬前知事よりも短命になると予想しており、また創価学会公明党の操り人形とも言える訳だが、他に適任者はいなかったからだとしても、自民党は舛添氏を支援したことを後悔するだろうと思っている。
なぜかと言うと、舛添氏はかって自民党所属議員で、厚生労働相を歴任しているが、自民党が野党に転落した際に罵声を浴びせては離党したことから除名処分を受けているにも関わらず、そのような裏切り者に対して、忘れたかのように、安倍総理、石波幹事長はじめ自民党の議員たちがにこやかに舛添氏の都知事当選を祝福していることに違和感を覚えるのは私だけではないだろう。
東京五輪で世界の人々を招くのに、東京の顔が舛添氏では、日本人として恥ずかしいし、テレビにあのハゲ頭が出るとチャンネルを変えてしまう方もいるのではあるまいか。6年後の東京五輪までもう1回都知事選があることから、出来れば髪がある方になって欲しいものである。
今回の都知事選では田母神俊雄氏の当選を願っていただけに残念だとしか言いようがないが、もし、安倍総理が田母神氏を支持していたら、あるいは当選していたのでないかと思っている。公正な選挙なので、この結果を受け入れざるを得ないが、田母神氏が高齢者より若い世代から支持されているとなれば「日本は良い国だ」とする田母神氏の国を憂う思いに応えて、日本をさらに良い国にして欲しいものである。
報道によれば田母神氏は「泡沫候補からここまでこれた、満足すべき結果かな」とすっきりとした表情だったそうであり、組織票がなく、偏向マスコミも当初は泡沫候補扱いしていた田母神氏だが、それでも約61万票を獲得したのは確実に知名度が上がっている証左であろう。
誇りある日本を取り戻すための活動は始まったばかりであり、都知事選とはいえ、日本中の愛国者が田母神氏の立候補に感謝し、様々な支援を行ったことは決して無駄ではなかったし、時代は確実に変わりつつあると実感したのが今回の都知事選で、田母神氏を支援した皆様にありがとうとの言葉を贈りたい。
(2014/02/10)
写真:舛添要一氏当確の一報を聞き、選挙事務所で頭を下げる田母神俊雄氏=9日午後、東京都新宿区(蔵賢斗撮影)