翁長知事が移設阻止のため5月中旬に訪米へ 国務、国防両省高官との会談を希望
2016/04/17
【ワシントン=加納宏幸】沖縄県の翁長雄志知事が5月14~18日の日程でワシントンを訪れ、米国務省や国防総省の高官に米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の名護市辺野古への移設阻止を訴える方向で調整に入ったことが分かった。複数の日米関係筋が明らかにした。
翁長氏は今年10月に開かれる県のイベントへの参加を呼びかけるため5月9日からハワイ、カナダ、米西海岸などを訪問。県側は14日からのワシントン訪問で、国務省のラッセル、国防総省のシアー両次官補との面談を希望している。連邦議会議員らとの会談も計画しているが、日程は固まっていない。
昨年5、6月の前回の初訪米で、翁長氏は両省の当局者に移設反対の考えを伝えたが、米側は日米合意をもとに辺野古移設が普天間飛行場の固定化を避ける「唯一の解決策」とした。
(産経新聞)
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14日から熊本、大分両県を中心に地震が相次いでおり、津波はなかったものの多くの建物や道路などが損壊し、40人を越える方が犠牲となり、両県で約10万人の方が避難生活を強いられている。今回の地震でも自衛隊による約2万5千人規模の災害派遣活動が行われており、行方不明者の捜索、被災者への食事提供や入浴支援などで被災者から感謝されていることであろう。
このような災害の時にもっとも頼りになるのは自衛隊で、反対にもっとも迷惑で邪魔なのは偏向マスコミの連中だと言われているのは正解のようで、給油のためにガソリンスタンド前に並んでいる被災者の車列に強引に割り込んで給油したテレビ局があったようだが、今ではネットで偏向マスコミの醜態はあっと言う間に拡散するし、これからも、その醜態が次々と明るみに出ることを期待している。
この地震による被災者を支援するために沖縄県にある米軍普天間飛行場所属の新型輸送機MV22オスプレイが投入されるようで、地震が相次ぐ南阿蘇村に救援物資を輸送する予定とのことである。その沖縄では米軍基地反対運動が活発に行われており、オスプレイ配備反対の声もあるが、今回の地震でオスプレイが被災者に救援物資を輸送するなど活躍していることに米軍基地反対を叫んでいる連中は、それでもオスプレイ反対なのであろうか。
普天間飛行場が住宅地に隣接していることで、政府は移設を求める沖縄県民の声に応えて、同県名護市辺野古への移設を決めたものの、先の県知事選で沖縄県民は移設に反対する翁長雄志知事を選んだことは不可解であり、当然ながら、移設工事は進んでいないし、翁長知事もあらゆる手を使って移設を阻止しようとしているようだ。
産経新聞によれば、その翁長知事は5月14~18日の日程でワシントンを訪れ、米国務省や国防総省の高官と会談し普天間の辺野古への移設阻止を訴えるそうで、また今年10月に開かれる県のイベントへの参加を呼びかけるため5月9日からハワイ、カナダ、米西海岸などを訪問するそうである。
既に日米政府間で合意済みである辺野古への移設を米国務省や国防総省の高官との会談が実現し、移設阻止を訴えたとしても「今更そのようなことを言われましても」と困惑されるだけであり、昨年訪米した時は会談を希望した高官から相手にされなかったそうだが、安全保障や防衛は県知事の専権事項ではないのだから勘違いをしないで貰いたいし、何の権限もないとなれば相手にされないのは当たり前だ。
翁長知事は支那共産党の手先だとの声もあるが、先日、支那を訪問した際に当然ながら支那の意向を聞いているであろうから、それを踏まえての訪米となる訳だが、どこの国の知事なのかと言いたくなる。せっかく支那に行ったならば沖縄県知事として尖閣諸島の領海に侵入する支那の公船に関して抗議するのが当然だが、おそらく何も言わなかったのではあるまいか。
(2016/04/19)