大連立に否定的=「健全野党」、谷垣氏に求める-小泉元首相
自民党の谷垣禎一総裁は5日午後、都内で小泉純一郎元首相と会い、党派を超えて東日本大震災の復興に取り組むため、党内で容認論が広がる民主党との大連立について、意見を求めた。小泉氏は「今は健全な野党の在り方をしっかり発揮すべきだ」と述べ、政権の外から協力するのが望ましいとの考えを伝え、谷垣氏は「全くその通りだ」と応じた。
会談後、谷垣氏は記者団に「政策の擦り合わせもない連立はない。野党として徹底的に震災対応に協力すると言っており、これをきちっとやる」と強調しつつ、「これからも、いろんなことを見ないといけない」と述べ、情勢を見極める姿勢を示した。(2011/04/05-20:56)
(時事通信)
(引用終了)
1000年に一度の確率で起きると言われている巨大地震であった東北地方太平洋沖地震(東日本大震災)は、かっての阪神大震災による被害を遥かに上回ることが確実となり、また福島第一原発が地震後の起きた大津波により深刻な被害を被り、危機的な状況は未だに脱していない。
このような時期に総理大臣という行政のトップにいる菅総理は不運というしかないが、今回の地震が天罰であるならば、国の為に命を捧げた英霊たちの慰霊をしないからであって、すなわち先人たちを偲ぶことをせず、また、ご先祖を大事にしない者にはこのような天罰が下ると思っていた方がいいであろう。 庶民派と言われながらも、毎晩のように高級レストランや料亭などで食事をしていた菅総理だが、今回の地震の後からは、批判を恐れているのか、それもなくなり、地震対策に追われて公邸と官邸を行き来する毎日となった訳だが、夜もぐっすり寝ている間もないであろう。
産経新聞に、疲れがたまっているのか、目をこすりながら官邸に入る菅総理の写真が掲載されているが、今回の地震の前に発覚した自身の外国人からの献金問題で辞任しておけば、地震対策のために寝不足にもならず、小沢被告のように選挙区が被災しているのに雲隠れすることも出来たし、また鳩山前総理のように北海道に逃げることも出来た訳である。総理になりたくてなった菅総理であるからして、統治者として能力も自信もある筈で、今回の地震対策も誰の助けもなしに万全の策を講ずることが出来ると国民は期待しているのだが、どうもそうではないらしい。
民主党は、今回の地震のために内閣法を改正して閣僚を3名増員し、自民、公明両党から実務型閣僚3人をまず入閣させて、大連立する構想を示しているが、これでは菅総理の続投を意味するし、増員する3閣僚を震災対策に当てれば。失敗しても菅総理まで責任が及ばないようにするための大連立としか思えず、あの朝日新聞が大連立に賛成しているようでは反対にしない方が良いであろう。
時事通信によれば、自民党の谷垣禎一総裁は5日午後、都内で小泉純一郎元総理と会談し、大連立について、意見を求めたところ小泉氏は「今は健全な野党の在り方をしっかり発揮すべきだ」と述べ、政権の外から協力するのが望ましいとの考えを伝えたそうである。
民主党の方から大連立構想を持ち出したのは、震災対策の失敗による責任回避のためだとしか思えず、あの社民党でさえ連立を維持出来ず、離脱されているからして、また民主党が野党であった時に、協力すべき時には協力してきた健全な野党ではなく、ただ足を引っ張るだけの不健全な野党であったことを忘れてはならない。
すべての責任を押し付けられだけの大連立には反対であり、自民党は野党とし今回の地震の被災地での支援を独自に行っていれさえすれば良いのであって、立法などの面で協力すれば敢えて大連立する必然性はまったくなく、民主党政権の延命に手を貸すも同然であろう。
(2011/04/05)