きんちゃんの観劇記(ネタバレだよ)

思いつくまま、適当に。

「蝶・恋/サザンクロス・レビューIII」(宝塚星組)

2003年05月18日 | 宝塚(星組)
 わたる君&檀ちゃんのプレお披露目です。イエーーーイッ!!ま、芝居はね、アレの改訂だからね。ちょっとはマシになっていたけど。雪若に「もう少し早く来ていただけたら」と泣いていた尼さん、ついさっきまでは「親の決めた相手と結婚しろ」ってさんざん言っていたくせに。雪若も「生きていればこそ・・・」とか言ってるけど、実際霧音が結婚していたら「自分というものがありながら」とか怒るんじゃないの?なんだかな~、と思うけど、元ネタがそうなら仕方がないか。でも、墓割れはね~。会場中も「えっっ!?」と息を飲んでいたよ。笑うことすらできない状態でしたわね。でも、わたる君の芝居は良かったよ。
 んで、サザクロ。私には4つめのパターン。いや、これは盛り上がるよね。新トップもテンション高くて、初演の熱さを思い出しました。さっぱり君だと思っていたわたる君も濃くてイヤらしくて、いいわ~~。檀ちゃんも目の力が強い。技術はともかくとして、あきちゃんは「たーたんの相手役」だったのに対して、檀ちゃんは「『トップ』娘役」ってカンジです。二人並ぶと迫力あります。ベサメムーチョ、パタゴニアは予想通り、いや、予想以上に二人がぴったり。歌声も合っていると思います。ふたりの適音域が合っているというか。「アイーダ」も甲斐先生が主役の音域に考慮して作曲していただけたら案外聞けるかもしれません。
 わたる君は、スパンと羽がピッタリ。プレお披露目なのに、もう5作ぐらいやっているんじゃないかと思わせるほど、トップの姿が板に付いています。最後に出てきてまったく違和感なし。だからこの辺は「ヒューヒュー!」ってカンジでしたが、「ブエノスアイレス」はちょっと泣きました。黒タキを着て男役率いて踊ったり、一人で舞台で歌ったり、そういう、さりげないけれどトップにしかできないことをやっているのを見て、「ああ、ここまでよく育ってくれた」と感動しました。本日2回目の公演は千秋楽で、ラストはスタンディング・オベイション。熱い舞台だったな。
 その他。ケロは馴染んでいました。芝居では「取って付けたような役」で出番も少なかったけど、性格をよく表していたと思います。トップコンビより舞がウマイのはご愛敬。大好きなサザクロでは出番がたくさんあって嬉しい!クラプキが良かったわ。すずみんは某所で叩かれまくりだけど、歌はうまいし踊りもいいと思う。以前は顔の大きさが気になったけど、今回は感じなかったので、いろいろ努力しているんだと思う。レオン君は踊りだけでなく歌も声もいい。百花さんの太股が色っぽくてステキ。組長の踊りはいかにも星組で好き。千佳ちゃんの紫のダルマは、上海で毬丘さんが着用したためか、ビキニラインに継ぎ布をあてていて、ハイレグの角度が緩やかになっていたよ。って、なにを見ているんだ、わたし・・・。
コメント
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