きんちゃんの観劇記(ネタバレだよ)

思いつくまま、適当に。

「雨に唄えば(2回目)」(宝塚星組)

2003年05月22日 | 宝塚(星組)
 全体的に7日に見たときより、グッと良くなっていました。特にとうこちゃん。楽しそうに演じています。前回はドンのスター性を「ハリウッドスター」として表そうとしていたけれど、今回は「宝塚男役スター」の魅力で表そうとしている、そんなカンジ。実に格好良くって、自信たっぷりなところが、かえってドンらしくなっていたと思います。う~~ん、ステキすぎ。歌もうまいしなあ。喉の心配皆無だし、音程外すかもって心配もないし、安心して聞けるわ。本当はそれが基本か。雨のシーンも、いま思えば前回見たときはまだまだ試行錯誤だったのかな。「雨の場面」で「歌い踊ります」って段取りをこなしているだけに見えたけど、今日はウキウキ気分が伝わってきた。外に出たとき雨が降っていたら絶対私も真似しちゃうよ!って思ったもん。あと、アレね。どこかにも書いてあったけど、とうこちゃんには、まんま「踊る騎士」をやって欲しいなあ。ブロードウェイ・メロディ付きでね。
 タニ君はやっぱコメディ似合うね。ものすごくブリスと被るけど、そういった役が似合うからよし、ということで。「笑え!」の場面、壁登りを始め、いろいろ簡略化されているので少々物足りない。最後に金盥を落としてくれないかなあ。オチをつけて欲しいよ。宝塚じゃ無理だけど。でもタップとかうまくなったしなあ。ショーで歌がアレだけど、友人が言うように、ここでうまい歌を聴かされたらタニじゃない気がする。確かに。
 うめちゃんは踊っているときの脚がキレイだけど、色気はないね。その辺が課題かな。歌はだいぶ良くなった。まとぶんは相変わらず怪演。喉がもつかと心配だったけど、大丈夫そうね。イヤな人だけどカワイイ。宝塚的にそのバランスが難しいと思うけど、うまかったな。ショーでは男らしいし、いい経験になったよね。外部の王子もガンバレ!
 もとの映画がとても好きなので、どうなることかと思いましたが、良いデキだと思います。わかりきっている場面も、なんでこんなに笑えるのか、というくらい。ただ「ビューティフル・ガール」などのオリジナルの場面がイマイチつまらない。中村Bって、華やかな道具を使っている割には、それが生きないんだよね。「ショー」の捉え方も間違っている気がする。役者の熱演で演出の足りなさをカバーさせないで欲しいなあ。
コメント
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