きんちゃんの観劇記(ネタバレだよ)

思いつくまま、適当に。

「レッド・バロン」

2011年05月30日 | 映画
第一次世界大戦における
ドイツ空軍の撃墜王「レッド・バロン」こと
マンフレート・フォン・リヒトホーフェンを描いた作品。
ほぼ第一次世界大戦期間の話。
撃墜王となった数年の話が
淡々と描かれます。

空中戦は何度かあるし、
「戦争、よくない!」的な主張もあったけど
概ね、大きなドラマティックな話はなく、
軍人さんの日常が続きます。
映画としては平坦かもしれないけれど、
彼の生きた時代に立ち会っているような
リアル感がありました。

若い彼が、国内にも、敵軍にも
撃墜王として名をあげ
英雄に祭り上げられていく。
部下を多く失い、自身も傷つきながら
空を飛ぶことを止めない。
英雄だから、
あるいは皇帝に仕える貴族だから、
以上に、
空にはなにか
惹き付けられるものがあったのでしょうか。

実際に残っている彼の写真を見ると
とてもハンサムです。
この映画で彼を演じている
マティアス・シュヴァイクヘーファーは
彼に似ていますね。
シュヴァイクヘーファーの
軟弱、でもなく、不敵、でもない、
ヘラヘラ、に近い
なんともいえない笑顔は
とても魅力的でした。

クソ生意気な弟が
兄に感化されたのが、
とても可愛かった!

むかしの飛行機って、
翼やボディは木製?
コクピットを覆う蓋がないから
マフラーやセーターを着るんだなあ。

この時代のドイツ空軍、
そして空戦が好きなマニアの方には
(あんまり良い表現でなくてごめんなさい)
おすすめの一品。
この辺にはコアなマニアがいて
だからこそ、こういう作品が作られるんだろうなあ。
と、思ったんだけど。
逆かもね。
彼がいたから、コアなマニアが生まれたのかも。

ちなみにー。
彼が「レッド・バロン」と呼ばれるのは
自機を赤く塗装したからです。
(バロンは男爵家だから)
「赤い彗星」のモデルとも言われとります。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 上野駅のケーキ | トップ | 怒濤のライブ予定 »

コメントを投稿