ボン・ジュノにしてはエグみが薄くライトな仕上がりかな。
半地下家族は職業詐欺師と言うほどではないと思うけど、
実行力がすごいなあ。
話半ばの展開点からはどう進むかわからなかった。
けど、「彼」がいるからね、うん、そうだよね。
坂の上の高級住宅地と坂の下の下の半地下。
父とて生まれながらそこにいたわけではなさそう。
彼や、彼の家族がどういった経緯で半地下に来たのか。
なにもせず、外に出ない暮らしの方が確実、とか
計画が破綻しないのは無計画、とか
グサグサ刺さる言葉がある。
そして、上と下とを繋ぐのが「匂い」「臭い」。
身に染みついたそれは、かれらの間を越える。
越えて・・・、
エリートの旦那のナチュラルな選民意識がムカつくね。
話のテンポも、展開の切替も上手いし、
坂の上の屋敷も美しい。
料理ができないと詐欺師にもなれないかー。
そうかー。
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