きんちゃんの観劇記(ネタバレだよ)

思いつくまま、適当に。

「プラハの春/LUCKY STAR(2回目)」(宝塚星組)

2002年08月04日 | 宝塚(星組)
 重たい芝居なので2回目だと飽きるかな、と思ったけど、全然そんなことはありませんでした。最初から最後まで緊張感の漂う、良い芝居ですね。華やかさが衣装だけなので、こういった芝居の場合、周囲の、あまりファンではなさそうなおばさんなどは寝る率が高いのですが、今回はそんなこともありませんでした。やはりねえ、冷戦時代を知っていると、すごくすごく見応えがあるのではないでしょうか。スメタナの曲が、本当にいい具合に入っている。後半、それが転調して明るめになったのは、来るべき自由な未来への暗示なのでしょうね。音楽に力がありました。吉崎先生、ありがとう。そうそう、主題歌は「愛」とか連発で、いかにも宝塚チックなんだけど、作詞は公文氏でした。ははは。メロディーも微妙にムード歌謡系なんだけどね。それがなぜかスメタナの曲にうまく繋がる。不思議ね。私は、宝塚が現実離れした煌びやかな世界でなきゃイヤダ!、と思わない。ただ単に、なにかしらの感動をくれれば、それでいい。ので、今回は非常に充実した気分になりました。

 ただショーがなあ。やっぱり単純な構成だよね。どうせ中村B先生に当たるのなら、新作ショーでなくてサランで良かった、思っちゃいました。上海のサザクロで口直しするぞ~!
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