コボー振付で、
現代のバレエ教室を舞台にして休憩込み2時間。
プログラムを読んでいないので
バレエ教室から先の展開がいまいちわからない。
舞踏会にバレエダンサーが参加?
王子がタレントとあるから、
相手役を公開で選ぶかんじかな?と勝手に想像。
そうなるとヌレエフ版を思い出しちゃって、
ヌレエフの偉大さを再確認しちゃうけど、
でも、群舞も作り込んでいるし、
オケ付きグランドバレエとして、
しっかりした枠組みはちゃんとある。
ラストは、夢か・・・、
のガックリから、
ほんのり心暖まる、
で、いいのかな。
シンデレラの味方になるのは
動物の代わりに、
ポスターから飛び出てきたダンサーたち。
色合いはジュエルズ。白は白鳥。
私なんか・・・、というシンデレラの背中を押しまくり。
彼女たちもシンデレラの中にいる存在なのかな。
と、なると、2幕の舞踏会も、
シンデレラを通した、
シンデレラの妄想なのかな。
白鳥黒鳥もリアルではなく。
鏡の中に理想がいて、
鏡側の世界で真ん中になる、
それが2幕後半のキラキラした世界なんだろうな。
夢から覚める、が、鏡の外、というのが、
わかりやすくもあり、
現実の厳しさをガッツリ再認識する辛さもあって。
このシビアさが現在とリンクしているのなら、
踏みしめて始める一歩は、先の希望かな。
主演の野中さんは可愛らしく、
チュチュ姿は綺麗でした。
王子(タレント)の宮内さんも綺麗なラインの踊りでした。
難しいリフトも息のあったお二人でした。
ときどき、コジョカルを想定して作ったな、
と思うときがありました。
前説の久保さんの靴が赤いのは、
劇中のシンデレラの赤い靴に合わせたのかな。
そういえば動物代わりの空想スター、
「RED」は「赤い靴」かと思ってたわ。
3人のダンサーがジュエルズ的なのは、
ジュエルズと同じく、
ロマンチックチュチュの時代から連綿と続く
バレエの歴史と重ねているのかな。
その流れの先に現代のバレリーナの卵=シンデレラ、なのかな?
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