女帝陛下は
たいへんお美しゅう
ございました
と、先に言いたいことを言っておきまして。
宝塚OG公演のカテゴリーは
「その他の舞台」なんですが
この公演はサブタイトルが
「TAKARAZUKA WAY TO 100th ANNIVERSARY vol.4」
ということもあり、
今回はこちらのカテゴリーに入れますね。
とにかく濃厚な舞台でした。
コンスタントに舞台に立っている人と
そうではない人では発声が全然違うのですが、
それでも、舞台を離れていた時に積み重ねたものとか
回り道をしたから得られたものとか
全ての経験が今回の役に反映されているんだなあ、
と思う人がたくさんいました。
全般的に1幕前半は抑えめ?
新劇場でハンドマイクという環境のせいか
歌声が上手くマイクに乗せられていないのでは?
と思うときがしばしば。
2幕からはみなさん安定してきたと思います。
私は3階席からの観劇。
音は言われるほど悪くはないです。
青年館の2階よりずっと良いです。
ただオケの音と歌声の融合はいまいちかもな。
オペラグラスで気合い入れてみないと
細かいメイクはわかりません。
かえって皆さんの実年齢が目に入りにくくて良かったかも?
一路さんは、前々から言っているけど
やっぱりシシィよりトートの方が断然似合うよー!
仕草とかも死に神だった。
冷たくて青い血が流れていそうだった。
真ん中芝居もすごく自然。
昇天の場面のエリザベートへのキス。
手の甲へのキスなのに
ぐいっと引き寄せて、万感の思いを込めて、キス。
とてもエロかった。
ハナちゃんは雪組初演のときより
声が出ていたと思う。
ミュージカルから遠ざかっていたのに
これだけ歌えれば充分なのでは。
経年変化も見事で、溌剌とした少女時代から
晩年のすれ違い夫婦までしっかり演じていました。
痩せた身体は鎖骨が浮き上がり
ちょっと痛々しいかも。
胸は若干寄せて上げていた。
それにしても、どのドレスも良く似合う。
これほどの姫役者は他にいないのでは。
ゆきちゃんは、ワンフレーズごとに
表情を変える歌唱法が相変わらずで。
それで顔を良く動かすせいか、
特に1幕はなかなか歌声がマイクに入らない印象だった。
あと、低音が多いよね。
女性には難しいよね。
髭が素晴らしく似合っていた。
最終答弁で髭無しになるのが寂しかった。
1幕最後で妻が「私の人生は私のもの」と言ってるのに
人の良い笑顔で優しく頷くんだよね。
他のフランツは(東宝版も含め)壮絶な決意が漂うけど
ゆきちゃんだけは違う演技で。
それが変わっていなくて嬉しかった。
理事のルキーニは神!
どこからどう見ても男!
さすが現役男役!、と思わせる。
男役の音域の響き方が違うわ。
ちょっと噛んだけど上手く流していました。
狂言回しのポジションもぴったりだった。
惚れ惚れするほど男前すぎて、
もうなんにも言えない。
たーたんはコンスタントに舞台に出ているだけあって
声の安定感がずば抜けている。
可愛いルドルフだったよ。
一路トートとの「闇が広がる」は圧巻だった。
鳥肌が立った。
朱さんは当時よりはソプラノ寄りの声かな。
ヅカメイクほどじゃないけど
かなり頑張って眉毛を描いてました。
外見だけなら可愛いのに
存在感と迫力は抜群でした。
エルマーはねったん。
3階席までスコーーーーーンと真っ直ぐに届くドラゴンボイス。
シュテファンのあかしは、まだまだ男だった。
子ルドの理世ちゃんも可愛かったよ。
そんちゃんのリヒテンシュタインも良く似合っていた。
エリちゃんはマダム・ヴォルフなせいか
アンサンブルでも娘役。
ルキーニとの並びがいいわね、と思ったけど
そういえば「暁のローマ」では愛人関係でしたわね。
元月組娘はそれに加え、
みっぽー、りっちー、どれみちゃん、まなちゃん。
久々の並びに涙。
立さんとまりえったは元月組にカウントしてOK?
アンサンブルは少人数なのに
すごくコーラスに厚みがあったよ!
宝塚版のエリザベートは
やっぱり良いよね。
葬式場面の後に「愛と死の輪舞曲」が来るのが良いのよ。
相反する気持ちに魂が引き裂かれ
求めても得られない愛に焦がれる。
たまらんわー。
衣装付きコンサートと言っても
芝居と同じぐらい濃くて充実していました。
初演雪組だけ生で見てなかったので
とても感動でした!
奇跡の時間に立ち会えて良かった!
指揮は西野先生。
オケは宝塚から?
金管のかまし方と、チターのよろめき加減に
懐かしさを感じました。
【配役】
トート:一路真輝
エリザベート:花總まり
フランツ・ヨーゼフ:高嶺ふぶき
ルイジ・ルキーニ:轟悠
ルドルフ:香寿たつき
ゾフィー:朱未知留
マックス:立ともみ
少年ルドルフ:望月理世
マダム・ヴォルフ:嘉月絵理
リヒテンシュタイン:秋園美緒
ルドヴィカ:絵莉千晶
ヴィンディッシュ:南海まり
スターレイ:美鳳あや
ヘレネ:大月さゆ
シュヴァルツェンベルク:葛城七穂
ラウシャー:風莉じん
ヒューブナー:夏空李光
グリュンネ:扇けい
ケンペン:祐澄しゅん
エルマー:夢輝のあ
シュテファン:彩海早矢
ジュラ:大凪真生
ツェップス:美郷真也
死刑囚の母:彩星りおん
女官ほか:彩橋みゆ、羽咲まな
たいへんお美しゅう
ございました
と、先に言いたいことを言っておきまして。
宝塚OG公演のカテゴリーは
「その他の舞台」なんですが
この公演はサブタイトルが
「TAKARAZUKA WAY TO 100th ANNIVERSARY vol.4」
ということもあり、
今回はこちらのカテゴリーに入れますね。
とにかく濃厚な舞台でした。
コンスタントに舞台に立っている人と
そうではない人では発声が全然違うのですが、
それでも、舞台を離れていた時に積み重ねたものとか
回り道をしたから得られたものとか
全ての経験が今回の役に反映されているんだなあ、
と思う人がたくさんいました。
全般的に1幕前半は抑えめ?
新劇場でハンドマイクという環境のせいか
歌声が上手くマイクに乗せられていないのでは?
と思うときがしばしば。
2幕からはみなさん安定してきたと思います。
私は3階席からの観劇。
音は言われるほど悪くはないです。
青年館の2階よりずっと良いです。
ただオケの音と歌声の融合はいまいちかもな。
オペラグラスで気合い入れてみないと
細かいメイクはわかりません。
かえって皆さんの実年齢が目に入りにくくて良かったかも?
一路さんは、前々から言っているけど
やっぱりシシィよりトートの方が断然似合うよー!
仕草とかも死に神だった。
冷たくて青い血が流れていそうだった。
真ん中芝居もすごく自然。
昇天の場面のエリザベートへのキス。
手の甲へのキスなのに
ぐいっと引き寄せて、万感の思いを込めて、キス。
とてもエロかった。
ハナちゃんは雪組初演のときより
声が出ていたと思う。
ミュージカルから遠ざかっていたのに
これだけ歌えれば充分なのでは。
経年変化も見事で、溌剌とした少女時代から
晩年のすれ違い夫婦までしっかり演じていました。
痩せた身体は鎖骨が浮き上がり
ちょっと痛々しいかも。
胸は若干寄せて上げていた。
それにしても、どのドレスも良く似合う。
これほどの姫役者は他にいないのでは。
ゆきちゃんは、ワンフレーズごとに
表情を変える歌唱法が相変わらずで。
それで顔を良く動かすせいか、
特に1幕はなかなか歌声がマイクに入らない印象だった。
あと、低音が多いよね。
女性には難しいよね。
髭が素晴らしく似合っていた。
最終答弁で髭無しになるのが寂しかった。
1幕最後で妻が「私の人生は私のもの」と言ってるのに
人の良い笑顔で優しく頷くんだよね。
他のフランツは(東宝版も含め)壮絶な決意が漂うけど
ゆきちゃんだけは違う演技で。
それが変わっていなくて嬉しかった。
理事のルキーニは神!
どこからどう見ても男!
さすが現役男役!、と思わせる。
男役の音域の響き方が違うわ。
ちょっと噛んだけど上手く流していました。
狂言回しのポジションもぴったりだった。
惚れ惚れするほど男前すぎて、
もうなんにも言えない。
たーたんはコンスタントに舞台に出ているだけあって
声の安定感がずば抜けている。
可愛いルドルフだったよ。
一路トートとの「闇が広がる」は圧巻だった。
鳥肌が立った。
朱さんは当時よりはソプラノ寄りの声かな。
ヅカメイクほどじゃないけど
かなり頑張って眉毛を描いてました。
外見だけなら可愛いのに
存在感と迫力は抜群でした。
エルマーはねったん。
3階席までスコーーーーーンと真っ直ぐに届くドラゴンボイス。
シュテファンのあかしは、まだまだ男だった。
子ルドの理世ちゃんも可愛かったよ。
そんちゃんのリヒテンシュタインも良く似合っていた。
エリちゃんはマダム・ヴォルフなせいか
アンサンブルでも娘役。
ルキーニとの並びがいいわね、と思ったけど
そういえば「暁のローマ」では愛人関係でしたわね。
元月組娘はそれに加え、
みっぽー、りっちー、どれみちゃん、まなちゃん。
久々の並びに涙。
立さんとまりえったは元月組にカウントしてOK?
アンサンブルは少人数なのに
すごくコーラスに厚みがあったよ!
宝塚版のエリザベートは
やっぱり良いよね。
葬式場面の後に「愛と死の輪舞曲」が来るのが良いのよ。
相反する気持ちに魂が引き裂かれ
求めても得られない愛に焦がれる。
たまらんわー。
衣装付きコンサートと言っても
芝居と同じぐらい濃くて充実していました。
初演雪組だけ生で見てなかったので
とても感動でした!
奇跡の時間に立ち会えて良かった!
指揮は西野先生。
オケは宝塚から?
金管のかまし方と、チターのよろめき加減に
懐かしさを感じました。
【配役】
トート:一路真輝
エリザベート:花總まり
フランツ・ヨーゼフ:高嶺ふぶき
ルイジ・ルキーニ:轟悠
ルドルフ:香寿たつき
ゾフィー:朱未知留
マックス:立ともみ
少年ルドルフ:望月理世
マダム・ヴォルフ:嘉月絵理
リヒテンシュタイン:秋園美緒
ルドヴィカ:絵莉千晶
ヴィンディッシュ:南海まり
スターレイ:美鳳あや
ヘレネ:大月さゆ
シュヴァルツェンベルク:葛城七穂
ラウシャー:風莉じん
ヒューブナー:夏空李光
グリュンネ:扇けい
ケンペン:祐澄しゅん
エルマー:夢輝のあ
シュテファン:彩海早矢
ジュラ:大凪真生
ツェップス:美郷真也
死刑囚の母:彩星りおん
女官ほか:彩橋みゆ、羽咲まな
人生を変えたこの一本!(大げさ)
朱さんの眉毛、だんだん急角度になっていくのが気になっていたのも思い出です。
凄いです
でも、それだけの力がある作品ですよね。
朱さんの眉毛、私が見た回が
一番太かったみたいです。
やはりあの眉毛でないと~~。
当時はまだ若かったし
普通の舞台メイクでは
線の細い美人さんだったので
あの眉毛があったからこそ
迫力のゾフィーになったんでしょうね。