きんちゃんの観劇記(ネタバレだよ)

思いつくまま、適当に。

「エドワード8世/Misty Station」宝塚月組(東京3回目)

2012年03月31日 | 宝塚(月組)
まずは前回の訂正。
あちょうは階段を降りてませんでした。
みりおが舞台に降りきった辺りで
下手袖から登場します。
そんなに悪いのかなあ。
出演している場面では
具合が悪い部分は見えないんだけど。
心配。


芝居は回を増すごとに深くなっている。
最初は詰め込みすぎだと思ったけど
(おっさん好きだとスーツ隊に目が行っちゃうし)
あくまでもデイヴィットを中心に話を追いかけると
けっこう単純な話だった。
だからこそ、深くなる、とも言える。
退位する、そのことが自分勝手にだけ見えるのではなく
それもありだよね、って説得力が増してきた。
ウォリスが、対等であるのが良いよね。

リッベントロップについて。
あちょうがリッベントロップとして出ているのは
ナチの服を着ているところだけかと思っていたら
ジュビリーの場面もプログラムには
「リッベントロップ」となっている。
(アステア姉弟が来るクラブは「客の男」)
芝居において、メインキャスト以外の役の衣装は
記号であることが多く、
特にナチ(の役)ともなれば
その場にそぐわなかったとしても
黒い軍服を着ているのが常なので
ジュビリーの黒タキシードの時も
「リッベントロップ」とは思わなかったよ。
それを前提にして見ると・・・
彼らはすでにあそこまで迫っていたんだな、
とも思えて、とても興味深い。
英国内部に確実に勢力を構築していて、
ジュビリーにも出席できて、
なおかつ歓談相手がいるということは
英国国内にも同調者がいると。
デイヴィッドが彼らにつけば
英国全体もつくぐらいだったかも。
ウォリスを通じて
デイヴィッドが親ナチになるかもという危惧は
政治家達の先走りではなく、
すぐそこまで迫っている現実的な危険なのかも。
と、楽しく妄想。
大野くんはそこまで考えていないかもしれないけどね。


ショーは忙しなくてゴチャゴチャしているけど
ハズレの場面がなく、
どこを見ても楽しすぎる。
きりまりの場面は同時退団にしては少ないけど
娘1がピンで銀橋を渡るのもいいじゃないか!
悪魔のマギーちゃんは黒髪ベースで
青や紫が混じるストレート。
まりもは団子に大きな髪飾り。
一昨日夜と同じ。
いつもこれだっけ?
ポニーテール系があったっけ?
集結も一昨日夜と同じでショートに赤い髪飾り。

ファイナルカウントダウンから
アローンアゲインの流れがすごく好き!
キリヤンのピルエットが
いつもとても綺麗に決まるのが素敵すぎる。

チェック柄の衣装の腕の模様、
2本線、3本線、3本線キラキラと、
シビアに分けられているのを最近知った。

あちょうは上半身は固めだけど、
男役としての踊りには合っていると思う。
ピシッとしたラインが無いと決まらないもんね。
バレエ等でリアルの男性ダンサーでも
黒燕尾服がダメだと思った時があったなあ。
滑らかすぎたり柔らかすぎたりしたら
形にならないんだよね。
我ながら詭弁だ寝言だ譫言だ!!
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