きんちゃんの観劇記(ネタバレだよ)

思いつくまま、適当に。

「アルゴ」

2012年11月03日 | 映画
1979年。
前国王の入国を許可したアメリカへの反発で
イラクのアメリカ大使館が暴徒によって占拠された。

その直前、大使館勤務の6人は建物から脱出し
カナダ大使私邸に匿われる。
アメリカ人だとわかれば殺されるかもしれない。
彼等を国外へ脱出させるため
CIAでは様々な計画が立案される。

その中の一つが
「映画制作のためにイラクへロケハンが入国。
 そのスタッフと偽って人質も脱出」という計画。
猿の惑星の特殊メーキャップでオスカー受賞の
ジョン・チェンバースらも計画に加わり
制作発表なども大々的に行い
計画にリアリティをもたせていった。

果たして人質は脱出できるのか。


説明が多く、やや単調だけど、まあ面白かった。
最後は成功することがわかっていても
無事に離陸できるまではドキドキした。

エンディングロールで
役者さんと本人の写真が出るんだけど
全員そっくりだった!

ベン・アフレックは地味だけどイイ男。
ヒゲがよく似合っている。


それにしても何故「今」なのか?
こんな凶暴な国を抑えるために
隣国のフセインを支持したアメリカは
間違っていなかったという言い訳?
それともハリウッド万歳も?
こういう作戦に加わっていたんだヨー!って自慢? 


この人質事件、もっと最近の話かと思っていたけど、
そうでもなかったんだね。
というのは思い違いで、
たぶん情報公開された時期に知って、
その頃の話と思いこんでいたのかな、と。


これはこれでイイ話だけど
大使館に軟禁されていた人が解放されるのは
もっともっと先の話で。
6人の帰国は喜ばしいけど
それで終了じゃなかったんだな。


カナダ大使の奥さんは香港系なのかな?
革命軍に嘘をついた私邸メイドさんは
イラクに亡命する。
当時のイラクが希望の国だったと描きたいのか
その後も辛い人生が待ち受けていると暗示しているのか。


当時の風俗(服、髪型等)の再現がすごかったなあ。
まるであの時代に撮ったようだった。
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