長野五輪スキージャンプ戦の裏側の話。
前半は怪我で戦線を離れた西方選手の試合復帰まで、後半は彼を中心とするテストジャンパーの話。
綺麗事だけでなく、原田選手のジャンプ失敗を祈るなど、
赤裸々な感情もちゃんと描いていた。
テストジャンパー25人の成功があったからこその金メダルだったんだなあ。
そういえばTV画面が白かった記憶。
原田選手役がとても似ていた。
リレハンメル後、原田選手の実家には
非国民と罵る電話や落書きがあった話を知っていると、
彼側の苦悩もよくわかってとても辛い。
映画の作りとしては、ここで盛り上げて、の段取りが見えすぎて、
TV特番でも良い気もする。
万感の思いを込めた握り拳のアップ」とかは、
TVの演出だろう、と思うときが。
オリンピックのスキージャンプに女は出られないから、
も、なんだかよく見る場面で。
もうちょい、この話だからこその場面にならなかったかな。
(女性はこういう時でないとオリンピックで跳べない。
その悔しさはわかるけど、見せ方が上手くないというか。
その後、女子ジャンプは、のナレーションが来るよな、
という流れが読めすぎ)
それでも、田中圭をはじめ役者の演技は良かったので、
お金を払った価値はあった。
98年の長野五輪の記憶がある人は見て損なしです。
古田さんが普通の人で、
いろんな意味で、仕事を選ばない人だなあ、と思いました。
原田選手の4年間が伝わる芝居とか、やっぱり上手い。
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