きんちゃんの観劇記(ネタバレだよ)

思いつくまま、適当に。

「追憶の森」

2016年05月01日 | 映画
予告以上の話はあまりない。
死んだ人の魂は残る、
という概念が西洋では目新しいのかな。
マコノヒーを堪能したから私は幸せだけど、
これが興業作品なのか?
樹海の美しさが主題?
生者と死者の交わる場所?
黄泉比良坂、は違うか。

私の解釈だと謙さんは奥さんの魂の具現化、残留思念的なもの、
あるいはマコノヒーの言葉にしきれなかった気持が見せた幻影だと思うけど、
そしたらこんな寓意ではなくズバッと直球でいいんじゃないか
(奥さんのビジュアルでいいじゃんかー)
と思う私はこの映画には向かないんだろうな。
謙さんに妖精さん的なものを見出さねば。
いや、ある種の妖精要素は感じ取ったけど、
たぶん監督の意図とは違うわな。

なにはともあれ、マコノヒーが素晴らしかった。
最後の微笑みが良かった。
しかし、あの怪我でなあ。
西洋人はなんであんなに不死身なんだ!

マコノヒーの演技は繊細だった。
妻とのすれ違い、怒り、そして愛など、
スッとこちらに入ってくる。
意外とこういう普通の人の役は珍しい?
ラブコメから演技派へ、
中間のアクションは黒歴史と言われているけど、
サラマンダーのスキンヘッドはわりと好きなんだ!
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