声は出ていた方だと思う。ちょっとひっくり返ったときがあったけど。なんか、すごく楽しそうだった。幸せとか嬉しいとか、ではなくて、なにかにウケて笑っているようなカンジ。なにが可笑しかったんだろう。新曲をみんなが必至で聴いているところ?本日の卓治は「熱い」ところがあまりなかったけど、物静かに強く語りかけてくるようだった。「太陽に手が届きそうだ」など知っている曲もアレンジは穏やかなんだけど、でも力強い。MCで(東京でも言っていたけど)「『eyes』とは新しい視点。小さな『イエス』が入っている」と言っていたのが印象的。「全てにNo!」とこぶしを振り上げる時代が終わったと言うことなのかな。卓治にはプロテスト・ソング(だけ)を歌って欲しい、あるいは、自分ではなかなか言えない「No!」を卓治に叫んで欲しい、と思っている人は不満かもしれないけれど、歌う方も聴く方も年齢が上がったことだし、いいんじゃないかなあ、と思ったりして。「全て」じゃなくて、「自分が思ったときに、自分が思ったように」の「No!」でもね。そして、自分の言葉で「No!」ということこそ肝心なのでは?と、後でしみじみ考えた(【追記】「yes」と言う方が勇気がいる場合もある)。客のノリは、やっぱり名古屋だなあ、と。新曲と既成曲との拍手の量が違いすぎる、正直な反応。
1曲目は「路傍のロック」。私は3回目だけど名古屋の人は初めて?卓治らしい曲。最初が新曲?と言う人もいるけど、今回は「新曲発表ツアー」も兼ねているから、コレもありかと(←最近なにごとにも許容範囲が広がっているワタシなのだ)。2・3曲目でお馴染み曲を出したところで、新曲「祭りの季節」。私個人としましては「御輿」とか「法被」という言葉にはそれほど違和感はないです。「シェルのハイオク」と同じぐらいの感覚。それよりも、対象年齢が絞られているような方に違和感。祭りの世話役って、私より、もうチョイ上の世代のイメージなんで。逆に、この後の「汚れたバスケットシューズ」はある一定の年齢以上であれば共感できそう。自分的に「しっくり」きます。「太陽に手が届きそうだ」の後は新曲「オリオンのティアラ」(←ドラクエ8をやったばかりなのでウッカリ「黄金のティアラ」と言っちゃうのよ!)。う~ん、どうでしょう、私はまだ掴み切れません。「そして僕は部屋を出た」は聴きたかったので嬉しい。「クリスタルレインドロップ」は、今の卓治が歌うべき曲か?と問われたら「ビミョ~」としか答えようがないんだけど、結構好きだったりします。歌詞が整理され短くなり、別録コーラスも入ったりして、アルバムに入れるときにいろいろ音をいじると面白そうです。コーラスのせいか「スカボロー・フェア」っぽさがかなり薄れていました。以前聴いたときは灰青色(青灰色)のイメージだったんだけど、「暗闇」の部分からか今回は伸たまきのベタを連想しました(この絵の黒い部分ね)。「週末は嫌い」はね。
週末に
卓治を見る(聴く)ために
新幹線に乗って
名古屋に行っちゃう
ワタシ達には
無縁の話だね、と結論。
「ゼッタイ私(達)の話じゃない!思い当たる(共感できる)部分がないよね~」。週末遊ぶために平日働いているんだもん。「水を流しっぱなしにして怒る」のは卓治自身だろうなあ。「種の歌」は会場から歌声が入る。「吠えろ」でちょっと仕切直し。「カーニバル」「HEAT OF THE NIGHT」「Aspirin」とラストスパートをかけ、一度終了。
アンコール、「新曲やってもイイかな?」と言いながら「はるかな故郷」。やっぱり「故里は緑なり」を連想。あるいはちずさん「ジャズ・マニア」のエトワール。「故郷」がないので理性では理解できるんだけどピンとこない。そして「負けないで」で終わっては客は納得しないでしょう。2度目のアンコールは「Soulmate」から。これは最初に聴いたときは、誰と誰・・・・を思って歌っているんだろうな、とヘンなリアルさを感じたけど、最近は一つの「曲」として聴けるようになった。うん、イイ曲だ。「気をつけた方がいいぜ」で盛り上がったところで「傷だらけの天使」。会場に来ていたたつのすけさんをピアノに入れる。間奏のところで「それじゃ手羽先1本だ!」「まだ3本だな!!」「よし、ビールも付けよう!!!」と煽って煽って面白かったっす。最後は会場からのリクエストで「花を育てたことがあるかい」。結婚式にも使ったから・・・と、20代人妻からのリクエスト。卓治が言うには「自分の曲を結婚式で使った友人は『3勝5敗』」とのこと。いや、ファンも合わせれば勝敗は逆転すると思うよ。
帰りの新幹線の中で「最近熊本に帰って、そのときに本当に見合いをすすめられていたりしてな~」とか友人達と話してました(←ジョークですよ!)。その真偽はともかくとしても、今までは前だけを、あるいは上だけを見て走り続けるだけだったけど、最近は、ちょっとだけ周りの景色を見始めたのかな、という印象のライブでした。でも、走り続けるのは止まずってのか。それさえも許せない人はいるんだろうなあ。
開演前にあんかけスパを食べようと「SAVARIN」に行ったんだけど、17時には閉店していたので「やまちゃん」で手羽先を食べてきました。
手羽先
焼きうどん&やまちゃんサラダ
甘酢だんご
まぐろニンニクステーキ
こっちは帰りの新幹線の中で食べたプリン。
【補記】
伸たまき(現在は「獣木野生」に改名)をご存じない方は
・まず「あるはずのない海」を読んでください。
・2冊読むのが面倒なら「THE WORLD 2 (2)」の
「花の贈り物を」読んでください。
・1冊弱も長いと思えば短編の「ホワイト・ガーデン」
を読んでください。
→宇宙の果てで、一人孤独に死んでいく宇宙飛行士の話です。
好きなことのために命を落としても後悔していないところがね。イイのよね。
ちょっと長いけど引用。
どうしてわたしがこんなところに来たか
きっとあなたは不思議に思うでしょう
危険な場所・・・・・・・・
知る人もいない孤独な世界へ
わたしのもといたところがよほど
つまらないところだったのだろうと
あなたは思いますか?
しかしわたしのもといた場所は
それはすばらしいところでした
美しい町並み・・・・・・・
豊かな緑・・・・・・・・・
楽しい仲間達・・・・・・・
けれど毎夜夜空を見上げると・・・・・・
フレンチ・レースのまばゆいきらめきが
わたしを呼ぶのです
(中略)
せめてそれが星々ではなく
ブルー・クリスタルの鉱脈か
ゼグリナイトの鉱泉か
でなければ美しい女性とか・・・・・
そんなものであったらと
幾度思ったことか
もしそうであったなら
自分はこんなに孤独ではなく
危険な目にも遭わなかったであろうと
けれども
それなのに
昼に夜に満ちてくる
この幸福な気持ちはなんでしょう?
幸福で-
幸福で-
ぼくはいつも
胸がはちきれそうだった
「安楽な道を提示されているのに、敢えて、困難ではあるけれど、自分の進みたい道を行く」ってところが卓治っぽいよなあ、と思いながら読んでいます。
とにかく、一度お手にとって見てくださいね。
1曲目は「路傍のロック」。私は3回目だけど名古屋の人は初めて?卓治らしい曲。最初が新曲?と言う人もいるけど、今回は「新曲発表ツアー」も兼ねているから、コレもありかと(←最近なにごとにも許容範囲が広がっているワタシなのだ)。2・3曲目でお馴染み曲を出したところで、新曲「祭りの季節」。私個人としましては「御輿」とか「法被」という言葉にはそれほど違和感はないです。「シェルのハイオク」と同じぐらいの感覚。それよりも、対象年齢が絞られているような方に違和感。祭りの世話役って、私より、もうチョイ上の世代のイメージなんで。逆に、この後の「汚れたバスケットシューズ」はある一定の年齢以上であれば共感できそう。自分的に「しっくり」きます。「太陽に手が届きそうだ」の後は新曲「オリオンのティアラ」(←ドラクエ8をやったばかりなのでウッカリ「黄金のティアラ」と言っちゃうのよ!)。う~ん、どうでしょう、私はまだ掴み切れません。「そして僕は部屋を出た」は聴きたかったので嬉しい。「クリスタルレインドロップ」は、今の卓治が歌うべき曲か?と問われたら「ビミョ~」としか答えようがないんだけど、結構好きだったりします。歌詞が整理され短くなり、別録コーラスも入ったりして、アルバムに入れるときにいろいろ音をいじると面白そうです。コーラスのせいか「スカボロー・フェア」っぽさがかなり薄れていました。以前聴いたときは灰青色(青灰色)のイメージだったんだけど、「暗闇」の部分からか今回は伸たまきのベタを連想しました(この絵の黒い部分ね)。「週末は嫌い」はね。
週末に
卓治を見る(聴く)ために
新幹線に乗って
名古屋に行っちゃう
ワタシ達には
無縁の話だね、と結論。
「ゼッタイ私(達)の話じゃない!思い当たる(共感できる)部分がないよね~」。週末遊ぶために平日働いているんだもん。「水を流しっぱなしにして怒る」のは卓治自身だろうなあ。「種の歌」は会場から歌声が入る。「吠えろ」でちょっと仕切直し。「カーニバル」「HEAT OF THE NIGHT」「Aspirin」とラストスパートをかけ、一度終了。
アンコール、「新曲やってもイイかな?」と言いながら「はるかな故郷」。やっぱり「故里は緑なり」を連想。あるいはちずさん「ジャズ・マニア」のエトワール。「故郷」がないので理性では理解できるんだけどピンとこない。そして「負けないで」で終わっては客は納得しないでしょう。2度目のアンコールは「Soulmate」から。これは最初に聴いたときは、誰と誰・・・・を思って歌っているんだろうな、とヘンなリアルさを感じたけど、最近は一つの「曲」として聴けるようになった。うん、イイ曲だ。「気をつけた方がいいぜ」で盛り上がったところで「傷だらけの天使」。会場に来ていたたつのすけさんをピアノに入れる。間奏のところで「それじゃ手羽先1本だ!」「まだ3本だな!!」「よし、ビールも付けよう!!!」と煽って煽って面白かったっす。最後は会場からのリクエストで「花を育てたことがあるかい」。結婚式にも使ったから・・・と、20代人妻からのリクエスト。卓治が言うには「自分の曲を結婚式で使った友人は『3勝5敗』」とのこと。いや、ファンも合わせれば勝敗は逆転すると思うよ。
帰りの新幹線の中で「最近熊本に帰って、そのときに本当に見合いをすすめられていたりしてな~」とか友人達と話してました(←ジョークですよ!)。その真偽はともかくとしても、今までは前だけを、あるいは上だけを見て走り続けるだけだったけど、最近は、ちょっとだけ周りの景色を見始めたのかな、という印象のライブでした。でも、走り続けるのは止まずってのか。それさえも許せない人はいるんだろうなあ。
開演前にあんかけスパを食べようと「SAVARIN」に行ったんだけど、17時には閉店していたので「やまちゃん」で手羽先を食べてきました。
手羽先
焼きうどん&やまちゃんサラダ
甘酢だんご
まぐろニンニクステーキ
こっちは帰りの新幹線の中で食べたプリン。
【補記】
伸たまき(現在は「獣木野生」に改名)をご存じない方は
・まず「あるはずのない海」を読んでください。
・2冊読むのが面倒なら「THE WORLD 2 (2)」の
「花の贈り物を」読んでください。
・1冊弱も長いと思えば短編の「ホワイト・ガーデン」
を読んでください。
→宇宙の果てで、一人孤独に死んでいく宇宙飛行士の話です。
好きなことのために命を落としても後悔していないところがね。イイのよね。
ちょっと長いけど引用。
どうしてわたしがこんなところに来たか
きっとあなたは不思議に思うでしょう
危険な場所・・・・・・・・
知る人もいない孤独な世界へ
わたしのもといたところがよほど
つまらないところだったのだろうと
あなたは思いますか?
しかしわたしのもといた場所は
それはすばらしいところでした
美しい町並み・・・・・・・
豊かな緑・・・・・・・・・
楽しい仲間達・・・・・・・
けれど毎夜夜空を見上げると・・・・・・
フレンチ・レースのまばゆいきらめきが
わたしを呼ぶのです
(中略)
せめてそれが星々ではなく
ブルー・クリスタルの鉱脈か
ゼグリナイトの鉱泉か
でなければ美しい女性とか・・・・・
そんなものであったらと
幾度思ったことか
もしそうであったなら
自分はこんなに孤独ではなく
危険な目にも遭わなかったであろうと
けれども
それなのに
昼に夜に満ちてくる
この幸福な気持ちはなんでしょう?
幸福で-
幸福で-
ぼくはいつも
胸がはちきれそうだった
「安楽な道を提示されているのに、敢えて、困難ではあるけれど、自分の進みたい道を行く」ってところが卓治っぽいよなあ、と思いながら読んでいます。
とにかく、一度お手にとって見てくださいね。
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