きんちゃんの観劇記(ネタバレだよ)

思いつくまま、適当に。

黄金の日々(2)

2000年02月20日 | TV番組など(配信含む)
 う~む。記憶ほどおもしろい作品ではなかった。思い出ほど市川染五郎(現在の幸四郎)はカッコ良くなかった。「王様のレストラン」で山口智子が幸四郎に対してタメ口きいてたのが非常に腹が立った私だったのに。思い出は美化されるものなのか。あと総集編だからね。話がブチ切れで良くわからん。「花神」は何回も読んでいるので、今の映像がどのシーンというのはバッチリわかるのだった。しかし、こっちはわからん。もともと1年間かけてやるものなのか。栗原小巻(あんまり魅力なし)演じる今井宗久の娘(よーするに堺の顔役のお嬢さん)がなにかというとすぐルソンに行くんだが、べつに二人がデキてるってほどでもないの。助佐も竹下景子とくっついたような、そうじゃにような。最終巻で小巻(林隆三を婿に取っていた)に愛を告白してたけど、竹下景子が3役やった最後は助佐の娘だと思うのだが。しみじみ見なかったのでわからん。
 え~、よ~するに、秀吉VS堺商人が主題だと思います。緒方拳の秀吉は良かったです。気のいいあんちゃんから、妄想に取り付かれた成り上がり男までうまく演じてました。先日書いた配役以外では、小西行長の小野寺昭、近藤正臣の石田三成、キリシタン大名高山右近の鹿賀丈史などなど。役名は忘れたが秀吉配下で唐十郎が出てた。こんな顔をしていたのね。あと助佐の生き別れの父(記憶喪失)は先代幸四郎でした。
 さて、見てて心臓が凍りそうになったこと。それは善住房が信長暗殺未遂により処された鋸引きと、石川五右衛門の釜ゆで。NHKなのに。なんて残酷な!リアルタイムで見たときは覚えてませんでしたが、今見るとコワイです。助佐が秀吉に捕まったときには「鼻を削ぎ目をえぐれ」とか言われてたし。キョーレツ。
 多分「黄金の日々」はもう見ないでしょう。次は「風と雲と虹と」です。ついに借りられました。加藤剛です。平将門です。このドラマを見たときに朝廷ってなんてヒドイ!と思いました。(後年それは思い違いだったことがわかりましたが。)この印象があったため「帝都物語」を読んでも「ちがーうっ!」と思ったことがありました。そうそう。「花神」は貸し出し中でした。みんな見てくれ。
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