水の精と騎士の愛の物語。
田舎や外国で見ると魅力的だけど、
自分が普段いる社会には合わない、
というのは、たぶん普遍的な話で。
気づかないハンスが悪い、と思うけど、
自分の社会で幸せに暮らしたい、
と思うのもわかるよなあ。
米吉さんはすごく可愛かった!
可愛らしさがすごく自然。
何百年も生きている15歳手前、
というのが納得できる。
見た目どおりの若い女性では、
人外さを出すのは難しいんだろうなあ。
四季の野村さんが当たり役なのも、
なんだかわかった。
ハンス役は宇野結也さん。
声の通りが良く台詞が明瞭。
バンコランの時も思ったけど、
芝居が上手い人だ。
ちょっとさのぴーに似てるかな。
リカちゃんはハンスが仕える王の妃。
オンディーヌが水の精であり、
人間とは違う理で生きているため、
自分たちの世界にいると
オンディーヌが傷付くことわかった上で、
なるべくそうならないように彼女と接する。
とても慈悲深く聡明な王妃だった。
王様も、オンディーヌの無礼を咎めず、
あるがままを受け入れているよう。
しかし、ベルタこそ、
異邦人を見たときの普通の、
普遍的な反応なんだろうな、と思う。
小劇場だからかこその
密で濃い空間でした。
久々の台詞劇。
面白かった。
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