きんちゃんの観劇記(ネタバレだよ)

思いつくまま、適当に。

「巌流」(宝塚星組)

2003年12月23日 | 宝塚(星組)
 えへへへへへ。やっぱりね。
>齋藤君!
だったよ。もう、彼はこれでいいのです。芝居じゃなくてショーなのです。ひたすらとうこちゃんを格好良く見せるための作品なのです。
>開襟ケロ
とか見られるんだし、文句やツッコミなど入れてはいけないのだと思います。例え、袴にブーツにポニーテールは、剣士というより大正時代の女子学生、ああ、はいからさんが通るだよ、なんて思っても、口に出してはいけません。アンナがなぜオランダ人だって?それになんの意味があるのかだって?だって齋藤君なんだから。泣いている男のBGMは賛美歌系じゃなきゃダメなのよ。たったそれだけのために無理矢理な設定にするのは齋藤君ならではなのです。それこそ誉め讃えねばならないのです。幕開きの竜虎(絵)の目が、光ると「やっぱり!」と嬉しくなっちゃいますよね。

 もしかして原作を読み込んでいると文句がでる作品なのでしょうか?でも「花・恋」や、その他の作品ほど、破綻しているようには思えませんでした。ひたすら話が流れていくような。まあ、確かに椿関連の話はいらないとは思いますが、宝塚は「愛」の話を入れなければいけないので仕方がないですね。それ以外は、それなりに辻褄があっているような・・・。伏線がいらない話だしさ。そう思うのは気のせい?

 とうこちゃんは、やっぱり男役の方がいいなあ。赤を基調とした衣装が似合いまくり。ブーツも履いて背はばっちり。歌声にウットリ。月組時代は歌がうまい方だと思っていたケロは、とうこちゃんと並ぶと・・・・。敢えていいません。時々ビックジュールな武蔵でしたが、荒々しくて濃くてイイです。カノチカは歌が進歩。トップ就任頃の檀ちゃんに近いところまで来ました。音はハズレまくりですが、「次は私のソロだわ。どうしましょう!」って構えが消えたので、客席も緊張しなくてすむようになりました。演技はやっぱりキャピキャピ系。そう思うと、ウメちゃんの方がヒロイン芝居かなあ。とうこちゃんとも組んだし。歌もそう悪くはないと思うわ。組長はやっぱり芝居がうまい。みきこちゃんは男らしい。骨太な男だよね。阿国の華美ゆうかさんは、意識してみたのは初めてだけど、芸達者な人ですね。その他、下級生に至るまで皆良い演技でした。
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