きんちゃんの観劇記(ネタバレだよ)

思いつくまま、適当に。

「カンフージャングル」

2015年10月17日 | 映画

カンフー7分野それぞれの王者を挑戦者が順々に倒して行く。
王者達の上に立つ男が戦いを阻止しようとするが・・・。

こういう「順番モノ」(十番勝負系)は
オチが弱くなりがちで
今回もそうかと思ったけど、わずかに違った。

各王者たちはカンフーを捨てた。
強くなることだけが生き甲斐だった挑戦者には
それが許せなかったのかもな。

「カンフーは殺人技だ」という彼の言葉に
王者達のトップであるドニーがもう少し、
誘惑を感じる部分があったら、なお良かったな。
グラグラはしていたよね。
殺人に使ってはいけない。
勝負の中で人が死んだときは
「殺人犯」として自首する。
その規則、というより、武道家の倫理?を持ちながらも
「より強くなりたい」「自分の強さを試したい」という欲は
誰も捨てきれないよね。

ドニーのアクションはやっぱりテンポが良くて
素人でも見やすい。

私にはよくわからなったけど
アクション映画に関わった人達がたくさん出てたみたい。
中国映画は彩りのためであるのは承知だけど
女性が捜査のトップであることが自然なのがいいね。
日本なら「女のクセに」と不安たらたらな叩き上げとの対立が必ずあるのに
向こうは「Yesマダム」で従うのみ。いいねえ。
(イエッサーの女性版ならYesマムなのかな?
 私にはマダムと聞こえました。)
その捜査官トップが東バの渡辺さんに似ていてちょっとウハウハでした。
彼女の同僚?の警視の眉毛ともみあげは大門軍団のようでした。

ドニーの顔はだんだん市川雷蔵からたい平くんにシフトしてるなあ。
橙の着物を着てみて。


新宿武蔵野館のロビーには木人が再登場。


ドニーのサイン入りポスターもありました。



場内にはカップル多し。
ドニーファン、カンフー映画ファンなんだろうけど
「デートムービーだっけか」と一瞬思うほど。
意外だなあ、と思うけど
たんに趣味が合っているだけだよね。
それよりも、旅行荷物を抱えた疲れた顔のおばさんが
1人で見に来る方が怪しいよなあ、と少し反省しました。
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