きんちゃんの観劇記(ネタバレだよ)

思いつくまま、適当に。

「聖の青春」

2016年11月23日 | 映画
話運びのテンポが悪いし、
スローモーションやイメージ映像がわざとらしくてげんなりするし、
将棋関連については殆ど解説はないし、
映画としてはモヤモヤしすぎるけど、
体型や、本人の心情吐露にしか聞こえないマツケンの演技は素晴らしかった。


命を削って、注いで、賭けて、勝負する人生だったんだなあ。

マツケンに比べると東出くんはポーズの物真似集な雰囲気が否めないけど、
羽生さんに似てたので、まあいいか。

なんで将棋を、、、の会話が泣けた。

マツケンも東出くんも指が長くて美しかった。

ヤスケンや柄本時生がわりと普通の人の役だった。
筒井道隆はこういうビジュアルに行き着いたのか。
リリー・フランキーの優しい雰囲気が良かったな。

染谷将太は相変わらず素晴らしい演技。
幼い頃は神童と呼ばれていたのに
進学もせず将棋一筋だったのに
子供(←かつて彼が呼ばれたような神童なのだろう)相手に負けて
プロになりきれず、それでも将棋の世界に関わり続ける。
見ていてキツイ。
けど、そんな人達がきっとたくさんいるんだろうな、
とも納得させられる演技だった。

プロ、ということは賞金の出所があるということだけど、
でもスポーツほどわかりやすい観客収入が見えないから
どういう金の流れなのか、不思議な世界だわ。
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