きんちゃんの観劇記(ネタバレだよ)

思いつくまま、適当に。

子どものためのバレエ「ねむれる森の美女」金子&アルバレス/東京バレエ団@江戸川

2017年07月29日 | バレエ・ダンス
金子さんは技術はしっかりしていてローズアダージオは安定している。
グラン・パの技術も安定。
キリッとした顔立ちなので男役化粧が似合いそう。
オーロラタイプじゃなくても、主演経験は必要よね。
もう少し華やかさが欲しいかな。
腰回りが太いのが残念。

アルバレスくんはビジュアルがいいので期待値メチャ高に対し
技術は東バ中堅なのでがっくりくるというか。
シェミウノフを見ている時の、
もどかしさと、
「この身長ビジュアルなのにマリインスキーではなくマールイということは」
の納得の繰り返しを思い出す。
場数を踏めば成長するのか、
彼を主演王子に導ける教師が東バにいるのか、
いろいろ思うけど、
とりあえず若手公演が良い経験に繋がるといいね。

榊さんはやや大柄でリラにぴったり。
1幕ソロのラストでバランスが崩れたのは惜しかったけど、
脚のラインが綺麗な踊りだった。

カラボスは奈良さん、本公演のメインキャストは存在感が格段に違う!
立っているだけでも凄みがあるし、
ちょっとした芝居もバシバシ伝わってくる。
さすがだわ。
カタラビュットの樋口さんは滑らかな台詞回しだけど、
会場の子供を巻き込むのはまだまだ。

王子。
フランス(白いヒラヒラ):森川
インド(ターバン):岸本
スペイン(ネクタイ): 杉山
イタリア(ベレー帽):宮崎
だったかな。
(国は私の勝手な想像です)
オーロラの支え役は森川くん。

お伽噺衆はみな良かった。
本公演でも同役の森川くんの余裕ある小芝居が楽しい。
井福くんのジャンプが綺麗だった。

公演を重ねて来たから舞台転換もスムーズになったね、
と感慨に耽っていたら、
カラボス城の幕が引っかかり気味、
隙間から幕の後ろて移動するダンサー大道具さんも見え見え、
まあツアーはハプニングがあるよね、
と思っていたら
上手袖でバーン!となにかが倒れるような大きい音がしてビックリ!
ダンサー&スタッフに怪我が無いといいんだけど。


【配役等】
オーロラ姫:金子仁美
デジレ王子:ブラウリオ・アルバレス

リラの精:榊優美枝
カラボス:奈良春香
カタラビュット(式典長):樋口祐輝
王さま:永田雄大
王妃さま:矢島まい

優しさの精:髙浦由美子
やんちゃの精:岸本夏未
気前よさの精:足立真理亜
のんきの精:安西くるみ
度胸の精:中川美雪
4人の王子:森川茉央、杉山優一、岸本秀雄、宮崎大樹
オーロラの友人:加藤くるみ、波多野渚砂、菊地彩美、柿崎佑奈

フロリナ王女と青い鳥:足立真理亜、井福俊太郎
白い猫と長靴をはいた猫:中川美雪、高橋慈生
赤ずきんとおおかみ:最上奈々、森川茉央
シンデレラとフォーチュン王子:加藤くるみ、宮崎大樹
白雪姫:柿崎佑奈
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