きんちゃんの観劇記(ネタバレだよ)

思いつくまま、適当に。

「ドクトル・ジバゴ」(第二回午前十時の映画祭 青の50本)

2012年02月19日 | 映画
いよいよ第二回午前十時の映画祭最終週です。
六本木ではGW上映だったため見逃していたこの作品を
市川のリカバリー上映で見てきました。

休憩10分込みで3時間半の大作。
しかし、原作はもっと長いんだろうなあ、
という作り。
かなり端折っている印象を受けました。
ラーラの少女時代に言い寄っている悪役とか
本当はもうちょっと書き込まれていて
もっと深い事情があるんだろうなあ、と
推定はできますが、
映画ではそこまで描かれていないんじゃないかな。たぶん。

「アラビアのロレンス」が脳髄に焼き込まれている身としては
純朴そうなオマー・シャリフに終始違和感。
ごめんなさい!
遠目で見れば濃い顔のヨーロピアンなんだけど
時々やっぱりアラブ!って顔になって
それがロシア人(しかも英語の台詞)って
なんじゃいなー、と思うけど、
仕方がないんだろうなあ。
ロレンスでは砂漠、こちらでは雪原。
役者さんもたいへんだなー。

登場人物全てが描き切れていない感があるので
ジバゴも、なんとなく、
その場の状況に流されるだけの男に見える。
そんなに簡単にラーラと恋に落ちるもの?

ラーラも、きっと若い頃に見れば
非遇のヒロインとして泣いて見ただろうけど
今の年齢で見ると、
男を狂わせる毒婦にしか見えない。
彼女が美しいせいなんだろうけど。
ジバゴの兄ちゃんまで・・・。

紆余曲折はあったけど
最後のバラライカ、、、の場面で
希望的な未来を感じた。
それは、ロシア革命の結果、ってこと?

赤衛軍とか白衛軍とか、
さっぱりわからんです。
フランス革命ぐらいの大混乱だったのはわかるけど。
とにかく歴史の波に
たくさんの人が翻弄されたんだな、と。

先頃北極圏に行っていたので
あの寒さの中を移動する辛さが想像できて
ほんと、ツラかった。
一週間もあんな列車で移動もイヤだけど、
しないよりマシなんだろうなあ。
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