江東区森下文化センターで開催されている
「永遠の少女マンガ展」に行ってきました。
展示の半分は、京都精華大学国際マンガ研究センターと
竹宮惠子さんが共同で研究を進めている「原画‘(ダッシュ)」。
これは、ものすごく簡単に言えば「デジタルで複製した原画」なのですが
竹宮さんという本職が加わっての作業なので
本物の原画にしか見えません。
色の塗りムラ、写植を貼り込んだ紙の厚み、
水色のトンボ線、鉛筆で書かれた台詞など
言われても複製と思える部分が見あたりません。
もっと絵に詳しい人なら違いがわかるのかな。
原画´(ダッシュ)で作品が出展されているのは
松本かつぢ、上田としこ、わたなべまさこ、
今村洋子、高橋真琴、巴里夫、水野英子、
牧美也子、あすなひろし、北島洋子、
上原きみ子、竹宮惠子、佐藤史生、花郁悠紀子
以上の14名。
今になって花郁さんの絵を
原画とほぼ同じ状態で見ることができるなんて!
ありがたすぎます・・・。
そして、複製原画以外に!
本物の原画の展示もあります!
美内すずえさんのカラー原画と
中国旅行記。
和田慎二さんのモノクロは複製かなあ。
同業者の方達による追悼の寄せ書きがあったような。
成田美名子さんのカラー等も原画かな。どうかな。
エイリアン通の扉をカラーで見られるなんて・・・。
嬉しい。
そ・し・て!
三原順さんの遺稿!!
太い線が大迫力です!!
建物の入口のロビーでの展示で
規模としては小さいですが、
無料展示というのがすごいじゃないですか!
半蔵門線だと大手町から3駅。
清澄白河駅から徒歩8分ぐらいですので
「森下?どこ、そこ?」と思っている人でも
簡単に行ける場所だと思います。
(他の最寄り駅は
都営地下鉄新宿線、大江戸線森下駅です)
ロビーの一角には少女漫画閲覧スペースもあります。
(展示に関連した作品もありましたが
さすがに「あさぎ色の伝説」の4巻は無かったなあ)
少女漫画好きにはたまらないこの企画。
ぜひぜひ皆様、足をお運びください。
2月11日までです。
この展示は森下文化センター内にある
田河水泡・のらくろ館の特別展示です。
そしてこのセンターがある通りは
「のらくろーど」
いたるところに、のらくろがいます!
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