きんちゃんの観劇記(ネタバレだよ)

思いつくまま、適当に。

「ラ・バヤデール」上野&柄本&伝田/東京バレエ団

2022年10月16日 | バレエ・ダンス





今日が一番見応えがあった。

やはりニキヤとガムザが濃いと話も明確。
身分が明らかに上のガムザと、
愛のために逆らうニキヤ、
この拮抗が強くないと話が動かない。
今日の二人はベストキャスト。
間に入る柄本さんの優柔不断さも良い。

3幕で、ソロルはガムザを見ない。
ガムザはそれがよくわかる。
切ない。
ラジャが娘に「大丈夫」と言ってるようで、
娘は愛しいんだよなあ。


蛇の件、私のイメージ。
三雲さん、知らなかった。事故。
ソロルの気持ちが自分にないのはわかっている。

二瓶さん、父がなにかするとは思っていたけど、ここまでとは。
父側の私を彼は許さないだろう、でも、、、。

伝田さん、父、やったな(納得)。当然ね。


婚約式の伝田さんのガムザは、
ニキヤに明らかに見せつけてる。
笑顔で。
二瓶さんはその手前の敵意ぐらい。
違いがいいね。
三雲さんは二瓶さんぐらいを目指しているんだろうけど、
私には届かなかった。

ガムザの美しさに驚く、
台本通りの芝居は宮川さんだけかな?
あと2人はラジャの娘だ、逃げられん的な。

池本さんのブロンズ像がキレッキレ!
「ブロンズといえば」で想像するとおり!

2幕は今日が一番迫力があった。
息を飲んで見てました。
この群舞を考えたプティパ、すごすぎる、
ありがとう。

とにかく水香ちゃんが圧巻。
古典全幕主演はこれぐらいの存在感がないと。
初演の時は大僧正より偉そうだったけど、
今日は役としてはちゃんと舞姫。


影の王国の前、ソロルが薬をキメる前、
スネークカモン!が入る版もあるんだよね。

◆ 主な配役 ◆
ニキヤ(神殿の舞姫):上野水香
ソロル(戦士):柄本 弾
ガムザッティ(ラジャの娘):伝田陽美

ハイ・ブラーミン(大僧正):ブラウリオ・アルバレス
ラジャ(国王):木村和夫
マグダヴェーヤ(苦行僧の長):岡崎隼也
アヤ(ガムザッティの召使):居川愛梨
ソロルの友人:和田康佑
ブロンズ像:池本祥真

【第1幕】
侍女たちの踊り(ジャンペの踊り): 加藤くるみ、中島映理子

パ・ダクシオン:金子仁美、中川美雪、涌田美紀、足立真里亜
     政本絵美、加藤くるみ、榊優美枝、平木菜子
     生方隆之介、大塚 卓
【第2幕】
影の王国(第1ヴァリエーション):中川美雪
影の王国(第2ヴァリエーション):三雲友里加
影の王国(第3ヴァリエーション):二瓶加奈子

指揮:フィリップ・エリス
演奏:東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団

振付・演出:ナタリア・マカロワ(マリウス・プティパの原振付による)
音楽:ルトヴィク・ミンクス
リハーサル指導:フリオ・ボッカ、オルガ・エヴレイノフ
舞台美術:ピエール・ルイジ・サマリターニ
衣裳:ヨランダ・ソナベント

~上演時間~

第1幕 14:00~15:00
休憩 20分
第2幕 15:20~16:00
休憩 20分
第3幕 16:20~16:40
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