きんちゃんの観劇記(ネタバレだよ)

思いつくまま、適当に。

「第九回 銀座・日本橋落語会」

2014年04月15日 | 宝塚・劇団四季以外の舞台(落語含む)
前座
「こほめ」 立川?
ごめんなさい、お名前を控えそびれました。
前座が与太っぽい人を演じようとすると
「頭の良い人がわざと馬鹿な振りをしている」部分が透けて
げんなりすることが多いけど
この前座さんはそんなことはなく、
お調子者は愛すべき阿呆にちゃんと仕上がっていました。
話のテンポも良かったです。


「らくだ」立川談慶
談志師匠の話(大爆笑!)などをマクラに「らくだ」へ。
現代的でクレバーな雰囲気を漂わせている噺家さんだけど、
きっちりとした古典を聞かせてくれました。

ただいつも思うけど、「らくだ」って
酒が入ってからが長く感じられるんだよね。
前半がテンポが速くて面白過ぎるから。
後半の主客転倒に入れば面白いけど
その狭間がちょっともどかしい。

談慶さんの噺は「ロジックがきっちりしている」な、と感じさせ、
その狭間は他の人ほどはイライラしない。
目から鼻に抜けるような、シュッとした部分も嫌味にはならず
初めて聴いたけど、面白い噺家さんでした。


「愛宕山」 林家たい平
道中の風景や、山登りで息が切れるところが
リアルに目に浮かぶ。
大旦那の道楽は庶民には勿体無さすぎるけど、
青空と桜の桃色と緑の山肌に
黄金色の小判がキラキラ舞ったら
そりゃきれいだろうな、と思うよ。
私は拾いに行かないけどさ。

マクラはとりとめがないようで、ちゃんと噺に繋がっていた。
笑点ネタ多し。
笑点に出て9年になるけど、
いまだに黄色の人が本当に馬鹿なのか
馬鹿を装おっているのかわからない。
ただ「♪こけっこ~」の歌は
ピンでテレビに映るのがわかって狙ってやっているみたい、とのこと。

歌丸さんが入院して、
昇太くんとは「俺たちの時代が来る」と
言い合っているみたいだよ!


談慶さんもたい平くんも
例の細胞ネタを織り込んでいました。
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