きんちゃんの観劇記(ネタバレだよ)

思いつくまま、適当に。

「泥の河」(午前十時の映画祭8)

2017年09月16日 | 映画
戦後10年経ち世の中は好景気に向かい
生活には車、電化製品が入ってくるが、
戦争の爪痕は人々の心に残っている。

戦地から生還した男達は
生活の中であっけなく命を落とし、
女達は必死で子供たちを養う。

食堂屋の夫婦が廓船の子供達に親切にする姿に涙。
子供達の母親もああするしかないのだろう。
夫婦にも訳があるようだが、
みな、他人を思い合って生きている。

廓船の娘が、少女らしい清純さの中に
なんともいえない色香があり、
大人にならざるを得ない環境を伺わせた。
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