きんちゃんの観劇記(ネタバレだよ)

思いつくまま、適当に。

「殉情」(宝塚雪組)

2002年04月06日 | 宝塚(雪組)
ぶんちゃんはね。
土下座したときの
背中のラインが
とってもキレイ

「誠の群像」でも和物は見ているハズなんだけど、とにかく着物姿が美しい。ちょっとした動きも流れるようだし、絶対に着崩れしない。踊りの時も腕のラインというか仕草がすごく美しい。こういった動きを見るだけでも観劇する価値があるってものです。
 ただ佐助はな~。ぶんちゃんだからギリギリ見れた。こういう泣き顔で、ひたすたつくす、というか主人に対する忍従の姿が似合うから説得力はあるけど、やっぱり怖い愛だよ。そりゃ、封建社会だからね。仕方がないんだけどね。うむむむむむむ。針で目を刺すシーンは怖いのなんの。正視できないよ。しかも両目だから2回やるし。名演ではあるけど、話的に繰り返してみたくはないわ。
 まひるちゃんの春琴はぴったり。彼女は華やかな美人で、大事にされているお嬢さんというのがよくわかる。9歳の時に失明したんだけど、それまでの間に自分が美しいのがわかっていたんじゃないかと思うわ。佐助への愛もわかりやすい。いつも叱っているようにみえるけど、随所に佐助への思いやりが伺える。それでいて大店のお嬢のプライドは捨てられないというか。佐助が目を潰してお礼を言うとき、初めて対等な口調、佐助の所まで降りてきた口調になったところは泣けたわ~。私も春琴になりたい。
 利太郎の箙さんは笑えたな。出てくるだけで笑いを誘う。おそらくアドリブもバリバリなんだろうけど、内輪ウケってわけではないので自然に笑えるし。それより女に見えないよ。さすが専科。これが噂の利太郎なのね。
 その他、キムちゃんは歌はいいけど台詞廻しがもうちょっと、ってカンジ。それよりもユリコをやった涼花リサ。口跡がすごくいい。上手い子だよ。まだまだ下級生だと思うけど芝居の上手い子だわ。要チェック。彼女だけでなく下級生みんな上手かったわ。「?」と思う人は殆どなくコンビネーションもいい。これからが楽しみです。あ、ぶん&まひるも凄く合っていたよ。
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