きんちゃんの観劇記(ネタバレだよ)

思いつくまま、適当に。

「グランドホテル【GREEN】」(ゲネプロ)

2016年04月08日 | 宝塚・劇団四季以外の舞台(落語含む)
【GREEN】チームのゲネプロを見てきました。

アールデコっぽいセットが豪華で綺麗。
回転扉なセットはゴチャゴチャ感が少しあるけど、
「人生も時代も回り続ける」のを表しているなら
それは正しいのかもね。
2階後方席からだと回転扉の奥でなにかやってそうなのが
殆ど見えない。

生音演奏。

ラストは勝者と敗者が入れ替わる世になるけど、
それも終焉が来るのを我々は知っている。
しかし生命は繋がる。ってこと?
蛇足なような気もするし、
希望がはっきりするのもいいのかも?

初見の人には男爵がどうなったかわかりづらいかもね。
他の版を知っているから削ぎ落としたのを見る楽しみがあるけど
そうでない人はどう見るかな。

ヤンさんとじゅりぴょんの並びは嬉しいけど
歌声が似ていて最初は掛け合いに気がつかなかった。
(どちらかがずっと歌っていると思った)
オサが降板しなかったら、
はっきりした掛け合いになったのかな。

ヤンさんはバリバリ現役プリマっぽいけど、
だからこそ踊ることを止め切れないのに納得。
実際に引退したタミーだとどんなかんじになるのかな。

スンラさんはプリマのプロモーター。
(HPで確認したら「プロデューサー」でした)
気まぐれなプリマをなんとか舞台に乗せようとする。
ヤンさんと絡むなんてアメージングだ。

おみつは相変わらず音量豊か78歳かー!
すごいなーー!
ビジュアルはちょい老けたけど台詞はハッキリクッキリ。
おみつとスンラさんの並びもアメージングだ!

昆ちゃんは可愛い。
まだ子供なフレムシェン。
納得できたと思っていたことが
生理的にダメなのに気づけなかったぐらい
見通しが甘いのは子供だからのかもね。
だからこそ、最後に、希望に向かって歩き出せるのかも。
2階かなり後列からだとえみくらちゃんっぽい。
いろんな人との身長差は萌だけど、
今後は役が限られちゃう?

男爵と社長は力強く我が道を行く女性陣に混じると
ちょっと印象が薄い。

オットーの中川くんはいいね。
生命が尽きかけた絶望と、新天地で少し生きようとする気持ちの流れがクリア。
ヅカ版でオットーが主役なのがわかる気がした。
実際には見てないけど。

以前にパク・トンハさんが演じたボーイは藤岡さん。
希望を受け継ぐ役で澄んだ歌声でした。

わたる君は「運命」みたいな役どころかなあ。
ロミジュリの死と愛ほどは話に絡まない。
でも!美しい!美しいんだよー!!

社長はたぶん、ミツヲの方が濃くてエロいんだろうなあ。(期待)

2チームはそれぞれ違う結末で、happyとsadらしいんだけど、
今日がどちらなのかわからん。
どちらとも取れるような。
見比べればわかるのかな。

曲はやっぱり名曲揃い!
次回は別チーム本公演です。


【配役】
オットー・クリンゲライン:中川晃教
フェリックス・フォン・ガイゲルン男爵:宮原浩暢[LE VELVETS]
ヘルマン・プライジング:戸井勝海
フレムシェン:昆 夏美
エリック:藤岡正明
ジミーズ:味方良介、木内健人
ズィノヴィッツ:大山真志
サンドー:金 すんら
ローナ:友石竜也
運転手:青山航士
ヴィット:杉尾 真
ベルボーイ:新井俊一
マダムピーピー:真瀬はるか
トルード:吉田玲菜
トゥッツィ:天野朋子
ホテルスタッフ:岡本華奈
スペシャルダンサー:湖月わたる
ラファエラ:樹里咲穂
オッテンシュラッグ医師:光枝明彦
エリザヴェータ・グルシンスカヤ:安寿ミラ
コメント
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