きんちゃんの観劇記(ネタバレだよ)

思いつくまま、適当に。

「オペラ座の怪人」劇団四季(2016年3月)

2016年03月05日 | 劇団四季


トマコはハンニバル衣装では肉がはみ出している。
背中の肉が衣装に乗っかっている。
声量もあまり無い。音声さん、もっと音量を上げて!
しかし!!さすがに芝居が深い。
ファントムと呼応するのは芸術家のは魂の部分で、
ラウルには踏み入れられない領域。
彼女にはファントムが必要なのだ。

そして、ヅカでいうところのヒロイン芝居、真ん中芝居が実に自然。
華があり、コーラスガールの中でも
彼女だけ飛び抜けているのが実感できるので、
主役に抜擢されるのも頷ける。

若い新人がクリスティーヌだと、
「怪人と知ったから逃げた」的な話になっちゃうけど、
キスも若い肉体で男を陥落させたになっちゃうけど、
ベテランだと、二股ではなく、
クリスティーヌが惹かれる部分がファントムにあるのがわかり、
確かに魂は交流しているので、話が複雑になるね。

キヨミチは高音部がさらに豊かになった。
低音は変わらぬ迫力!好きだ!
今日は切ないラブストーリー。
キヨミチ序盤の、
触れてはならない宝物を手に入れてしまったとまどいはもう無いかな。
今が正しいんだろうけど、ユダを引きずったファントムも貴重だったな。
序盤も見ておいて良かった!

クリスティーヌの気持ちの複雑さが表現されると、
対応するファントムの愛が純化され、
まあ、つまり、なんだ、キヨミチが可愛い。

R太は超熱血!
クリスティーヌのキスを見たラウルは動きが止まるんだけど、
口を開けているときなもんだなら、
絵ヅラ的にはちょい間抜けなのが楽しい。
「あんぐり」ってかんじなの・・・
北ざーラウルは、まさか、でも、と、
その前からクリスティーヌの行動に気付いていたような気がする。
どちらも石丸さんの寝盗られ感にはかなわないけどね!


メグの黒柳さんは口が小さいためか、歯が出ているのが目立つ。
秋本さんの存在感はさすが!
スタイルいいし芝居も上手い。
彼女だけが「真実」を知っているのが伝わってくる。
(もう一人のクリスティーヌなのかもね。
 ファントムからは「ダンスはダメ」だと言われるけどさあ)
メトロで見たよなあ。
まさかここで見るとは。不思議。

黒髪全開の佐藤さんを見るのは初めて?
司祭様はミッキー帽orヅラだから。
ムッシュー賀山とすんごく仲良さげ。
フラグ・・・とか思っちゃった。
辻カルロッタはいい意味でクセのある芝居。
ちゃんとイジワルキャラを確立していた。

マスカレードのリフト、肩乗せはせず、
お姫様だっこのままクルクル。

山本さんは踊りが苦手そうで動きは重かった。
久保さんはシャキシャキ踊っていたけど、腕の角度とか他と違うフリーダム。
トマコは上手いわけではないけど身体に入った動きを自然にしているかんじ。


北ざーばかり見てると思っていたけど、
4回中3回がR太だった。
山本ー北澤、山本ー鈴木、久保ー鈴木、苫田ー鈴木、
と、全部違うキャストだった。
驚いた!
コメント
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